出産を控えたママが直面する問題のひとつ。「出産アイテム」の準備。赤ちゃんを迎え入れる前に揃えておかなければいけないものなので、いつかは決めなければいけないこと。ただ、どんなものがあって、どれが必要なのか。また、ある程度必要なものをリスト化しても、種類がたくさんありすぎて、どれが使いやすいのかなど迷いどころですよね。その中でも大きなアイテムとなる「ベビーベッド」を買おうかと悩んでいる方は多いと思います。本当に必要なら買いたいけど、値段も高いし場所をとる。そんな私も迷えるママのひとりでした。今まさに購入に踏み切ろうとしているママに、私の経験を通して「ベビーベッド」があった方がいいのかお教えします。
ベビーベッドのメリット・デメリット
♡メリット♡
◆高さがあるので床のほこりから守ってくれる◆
床に散らばるゴミ・ダニ・ホコリから赤ちゃんを離すことができます。特にフローリングだと塵が舞いやすいので、ベビーベッドがあると回避しやすいことです。
◆兄弟やペットがいたりすると安心◆
第2子以降であったり、ペットを飼っていたりすると、誤って赤ちゃんを傷つけてしまうこともあります。そんな不慮の事故を防ぐために、策がきちんとあるベビーベッドに寝かせておけば安心ですよ。
◆ベビーゲートのような役割をしてくれる◆
策で赤ちゃんを囲ってくれるので、ママがトイレに行くときなど少しの間目を離す時に、ベビーベッドに寝かせて置くと安心ですよ。
◆パパとママがベッドで寝ている◆
赤ちゃんだけ床にお布団を敷くと、お世話が大変ですし、赤ちゃんの様子を見るのも大変ですよね。そんな時はベビーベッドがあると便利です。種類によっては大人のベッドの高さに調節できるものもあります。となりで様子をうかがえると安心ですよね。
♥デメリット♥
◆場所をとる◆
大きいアイテムなので場所をとり、狭い部屋に置くとなるとかなり圧迫感があります。置く場所もエアコンの風が当たらない、かつ風通しのよいこところとなると場所も限られてしまいます。
◆使える期間が限られている◆
ベビーベッドは使用期間が約2年と短いです。赤ちゃんが小さい場合はそれ以降も使用できる可能性はありますが、ずっと使えるわけではないので、要らなくなった時の処分方法も考えなくてはいけません。また、狭くなると寝返りする度に体や頭を打って目が覚めてしまうといったこともあります。
◆転落の可能性がある◆
ねんね時期を過ぎると、自分で寝返り、ハイハイ、つかまり立ちを始めます。いくら策があるといっても身長が伸びてくると策を越えて転落してしまう可能性も出てきます。使用には十分注意する必要があります。
購入?レンタル?どちらがいい
ベビーベッドを家に置くと決まった場合では、「購入」「レンタル」はどちらがいいのでしょうか。使用期間にもよりますが、値段は「レンタル」の方がお得な場合がほとんど。また、購入してしまうと気に入らなかった場合返品は難しいですが、レンタルであればお試しで使用することができます。また「組み立て」や「処分」のことを考えると「レンタル」であれば、すべて会社がやってくれ面倒な作業をしなくていいというメリットもあります。ただ、衛生面・安全面では「購入」の方が安心。「レンタル」であればほとんどが中古品です。傷や汚れがあったり、品質面ではどうしても劣ってしまったりという可能性があります。新品レンタルもありますが、そうすると値段が高くなることは必須でしょう。「購入」「レンタル」でそれぞれ良いところ・悪いところがあります。自分たちの生活環境にあった選択をしてみて下さい。
♧私の体験談♧
ここでちょっと私の体験談を・・・。
家は狭かったですが、私たち大人はベッドで寝ており、私自身にベビーベッドに憧れがあったため「購入」に至りました。初めての赤ちゃんということも購入の後押しになりました。ベビーベッドになれるように、早めからベッドに寝かすようにしていたため、ベビーベッドでもなんなく寝てくれていましたが、使用できたのはたった1年ほど。きっかけはふたつ。「夜泣きで起きる度にベビーベッドに寝かせるのが面倒になった」ことと、「うつぶせ寝に注意した方がいい1歳を過ぎた」ため。添い寝ができるようベビーベッドの高さも調整していたのですが、寝る時も体がパパとママに密着していないとダメな子だったので、ベビーベッドに寝かせるよりも隣でそのまま寝かせた方が楽だったんです。大人用のベッドは柔らかくうつぶせ寝で窒息!なんてことも考えられたので、小さいうちは赤ちゃん用のベッドで頑張っていましたが、それも1歳を機に大人のベッドに解禁。川の字の方がやっぱり楽でした。ゴロゴロ動き回るので、蹴られたり・叩かれたりもありますが、転落の対策さえしていればどこに転がろうか構わなかったので、野放し(笑)で大丈夫でした。
そして、使用期間が限られているとは分かっていたのに「レンタル」にしなかった理由は、欲しかったベッドがレンタルにはなかったから。また、事前に同じ商品がいくらで売れるかを調べ、半額以上の値段で売れるとふんで購入を決意。しかし、二人目が欲しいと考えるようになり、捨てるに捨てられずただの邪魔者になってしまうという失敗。売るならきれいでできるだけ新しい方がいいので、その算段も崩れる結果になりました。
まとめ
大きなお兄ちゃんやお姉ちゃんがいる・ペットがいて不安ということを除いて、親が布団ならベビーベッドは必要ないと思います。それ以外でベビーベッドがどうしても使ってみたいという場合は「レンタル」がおすすめ。また、私たちとは違い今回限りでベビーベッドは処分という方には「購入して売る」という選択肢もありますね。レンタルでは取り扱っている種類に限りがあります。また、人気なベビーベッドであればオークションで高値で売ることも可能です。そう考えると値段も「レンタル」よりお得になる場合もありますよ。ベッドは事前に準備する必要はあるけれど、生まれてみてからではわからないこともありますよね。できるだけ損をしたくないと考えるのであれば、「購入はしない」でおくこともまた選択のひとつ。それでも使いたいと考えるなら「レンタル」や「知り合いから譲り受ける」という予防策をはってみてはいかがでしょうか。
生活環境や、赤ちゃんの性格、ママやパパの好みにもよっても「必要かどうか」が変わってきます。赤ちゃんが生まれる前は期待と不安でいっぱい。初めてであればなおさらですよね。ですが妊娠期間は十分にあります。ちょっとずつ調べながら、まずは赤ちゃんにとって最善かどうか、そしてパパとママが納得のいく方法を選んでみて下さいね。