赤ちゃんのうちはおでかけするのもひと苦労。ですが家に引きこもってばかりでは、ママもパパも気が滅入ってしまいますよね。はじめのうちは近場から慣らして、お食事やお昼寝の時間が定まってくれば少し遠出も可能になります。その頃にはパパもママもきっとお出かけに慣れてきているはず！今度は気分を変えて「公園」に出かけてみるはいかがでしょうか。ちょっとお散歩するだけでも良いですし、芝生があればランチを持ってピクニックなんかも楽しいですよ。パパもママもリフレッシュにもなりますし、何より！自然の中で過ごすことは赤ちゃんの五感を刺激するチャンス。天気がいい日を見計らって公園で過ごすのも素敵な休日になりますよ。

おすすめの公園6選

１、代々木公園（東京都渋谷区)

出典：https://www.photo-ac.com/

JR「原宿駅」より徒歩3分のところにある代々木公園。１９６４年の東京オリンピックで選手村として一部が使用された後、再整備され公園として開園しました。東京ドーム約１１個分も広さのある代々木公園は、道路を挟んで噴水や広場などがある北側地区と、イベントやスポーツ施設などがある南側地区に分かれています。園内はとても広いため、事前にトイレの位置を確認しておくと安心ですね。
芝生のある『中央広場』の他に、『ドッグラン』『サイクリングコース』、野鳥観察ができる『バードサンクチュアリ』などの施設があります。芝生ではレジャーシートを敷いてピクニックがおすすめです。中でも、レンタルサイクル（有料）は自転車の練習ができると兄弟連れの家族に人気があります。また、時期によってお祭り&フェスのイベントも盛りだくさんなので、年に何度も足を運ぶファミリーも多いです。春にはお花見も楽しめるので、家族みんなでおでかけしてみるのはいかがですか。

２、二子玉川公園（東京都世田谷区）

平成２５年に市民の声でできた比較的新しい公園です。公園内は誰でも快適に利用できるように「ユニバーサルデザイン」が取り入れられており、スロープやエレベーターが設置されているので、ベビーカーや車いすでも移動しやすいようになっています。
『ふれあい休憩室』では授乳室やオムツ交換台があり、室内はフローリングになっていて飲食も可能なため、小さい赤ちゃん連れでも安心して行けるのが嬉しいですね。他にも、幼児が安心して遊べる遊具やボール遊びができる広場もあるので、兄弟がいるファミリーにも人気が高いです。園内には『帰真園』という日本庭園があり、子どもを遊ばせつつ、日本の風情を楽しみながらお散歩できるのも魅力のひとつ。また、カフェとして『スターバックス』が併設されているので、パパママは飲み物を片手にのんびりくついでみてはいかがでしょうか。

３、山下公園（神奈川県横浜市）

東急横浜線の「元町・中華街」駅から徒歩3分のところにある、横浜らしい「港」を感じられる公園です。公園内からは、山下埠頭やベイブリッジなどの美しい景色を一望できるため、デートスポットとして人気があります。初夏になると、色鮮やかなバラを楽しむこともでき、芝生が整備されていますので、赤ちゃん連れの家族でも横浜の景色を眺めながら、のんびり楽しむことができます。近隣には中華街、元町ストリートや赤レンガ倉庫などの商業施設も豊富にありますので、ランチを買い出ししてから訪れてもいいですね。また、園内にある『HAPPY LAWSON』では赤ちゃん用の離乳食やおやつなどが販売されており、キッズスペースもあるので小さな赤ちゃん連れには嬉しい休憩所となっています。オムツ替えシートは園内の多目的トイレと『HAPPY LAWSON』内にありますが、授乳室はありませんので授乳ケープは持参した方がいいでしょう。

４、根岸森林公園（神奈川県横浜市）

洋式競馬場の跡地からうまれた、横浜市の住宅街にある静かな公園です。春になるとお花見で多くの人で賑わっていますが、駅から距離があることもあり通常の休日であれば比較的ゆったりと過ごすことができます。緑が美しく芝生の質がよいのでピクニックには最適な公園ですよ。また、「遊具」や「砂場」がある遊び場の他に、「馬の博物館」（有料）が隣接していますので、兄弟がいても楽しむことができます。開催日は限定されていますが、「馬の試乗」や「餌あげ」といった体験もできるので、日程を合わせて行くのもおすすめです。ただし、公園のまわりにはお店がほとんどなく売店も小さいので、食べ物は事前に用意しておいた方がいいでしょう。横浜の丘の上にある静かで美しい緑に囲まれた空間で、１日をのんびりと過ごしてみてはいかがでしょうか。

５、葛西臨海公園（東京都江戸川区）

東京ディズニーランド「舞浜」駅のひとつ手間、JR京葉線「葛西臨海公園」下車徒歩1分。緑と水とふれあいをテーマに誕生した公園です。東京２３区内では最大級の広さで、電車から見える『大観覧車』がシンボルになっています。この公園には『芝生広場』『展望台』『観覧車』『バーベキュー広場（予約制）』『水族館』『鳥類園』とたくさんのアクティビティがあるため１日いても飽きません。特に子どもたちに人気なのが、園内をゆっくり走る「パークトレイン（有料）」。トレインには窓がないので、海風を感じながら景色が楽しめます。また、園内にはレストランや売店が充実していますので、事前に準備する必要がないのが嬉しいところ。芝生広場では海風を感じながらピクニックも楽しめます。万が一雨が降っても、レストハウスの地下には休憩ホールがあり、テーブルと椅子が設置されているので安心ですね。ディズニーランドとはまた違った楽しさを満喫しに行ってみてはいかがですか。

６、国立昭和記念公園（東京都立川市）

日本を代表する国営公園で、東京ドーム約40倍という広さがあります。赤ちゃん連れで園内すべてまわるのは大変なため、行く場所を絞っていくのがいいでしょう。のんびりしたいのであれば、芝生広場でピクニックや寝転んで過ごすのがおすすめ。季節を感じたいのであれば「美しい花の丘」で有名な昭和記念公園ならでのお散歩も、楽しいひとときになりますよ。春にはポピー、秋にはコスモスが咲くので時期をみて訪れるといいでしょう。ベビーカーを持参していない場合でも、各入口にて貸し出しを行っていますのでお願いしてみましょう。気になる授乳は園内の各所の「赤ちゃん休憩室」で行えますし、オムツ替えシートは主なトイレに設置されています。
また、兄弟がいるファミリーであれば「こどもの森」エリアが断然おすすめ。普通の公園にはない遊具がたくさんあるので、遊びたい盛りの子どもたちには充実した時間になること間違いありません。かなり広い公園になります。スムーズに楽しむには、「売店」「トイレ」「休憩室」などの場所を事前に把握しておくと安心ですよ。

子どもたちの声が響きわたり、目の前には木々の緑と空の青。新緑の爽やかな匂いに囲まれながら、芝生や土の感触を楽しむ。五感をフルに刺激しながら、赤ちゃんと一緒にお外で過ごすことは、忙しい毎日の中でもできるちょっとした贅沢です。
赤ちゃんだっていつもと違った環境に、気分転換になっているに違いありませんよ。こんな日くらいは、日々の喧騒から離れ、のんびり過ごしてみるのはいかがでしょうか。