プレママにとって、おなかの中の赤ちゃんについて気になることはたくさんあると思いますが、その中でも「赤ちゃんのお顔」が気になっている方は多いのではないでしょうか。『奇跡的な瞬間』まで赤ちゃんとの対面をとっておくこともできるのですが、その前にちょっと覗いてみたい!なんて思ったことありませんか。妊娠中期ごろから強くなる胎動にいとおしさを感じ、今赤ちゃんって一体何をしてるの?と想像がふくらんでいるころ。白黒のエコー写真では物足りない、赤ちゃんの様子をリアルタイムで見てみたい方におすすめなのが『4Dエコー』です。
4Dエコーって何?
妊婦健診では超音波検査を行いますが、『4Dエコー』もそのひとつです。多くの病院では通常、赤ちゃんを「平面」でとらえた『2Dエコー』です。そこに「奥行」が加わるとリアルに立体的な画像として映し出すことのできる『3Dエコー』となります。さらに「時間軸」が加わると動画として見ることができます。これを『4Dエコー』と呼んでいます。タイミングや位置によりますが、赤ちゃんの表情やしぐさがはっきりと見えるためとっても愛らしく感じられるプレママも多いはず。残念ながらうまく見えない場合もありますが、時期をずらすことで可愛いお顔やしぐさを見せてくれることもありますよ。
どんな人におすすめ?
ズバリ!出産前に赤ちゃんに会ってみたいプレママにおすすめです。うまくお顔を見せてくれるかは運次第ですが、おなかの中にいる赤ちゃんを動画で見ることができるのは今この時だけ。未知の世界を覗いているようで、不思議な感覚ではありますが、記念にと試してみるプレママも多いのですよ。ただ、映像がリアルで独特なため少し苦手とする方も中にはいます。気になる方は一度インターネットでサンプル画像を確認してみるといいでしょう。
どこで受けられるの?
かかりつけの産院ですでに『4Dエコー』を導入しているところもありますが、やっているところが少ないのが現状です。そういった場合は、『4Dエコー』のみ行ってくれる産院もありますので、インターネットで検索してみるといいでしょう。費用は病院によって異なりますが、だいたい5,000円~10,000円ぐらいです。また、動画をDVDやUSBなどの媒体に保存して渡してくれる場合もありますので、おうちに帰ってからもかわいい赤ちゃんの動画を楽しめるのでおすすめですよ。妊婦健診の一環であれば1~2分ほどですが、別で4Dエコーのみで予約している場合は10分~20分ほど時間をかけて見せてくれるところが多いようです。混み合う週末よりも、比較的空いている平日に予約すると、長めに見せてくれたり、料金が安かったりする場合もありますので狙い目ですよ。それぞれの詳細は病院によってさまざまですので、ホームページで確認して要望にあったところが見つかるといいですね。
4Dエコーに適した時期は?
おなかの赤ちゃんが小さすぎたり、大きすぎたりするときちんと映像に収まらない可能性があります。全身を見たい場合は、妊娠17週ごろから30週ごろが適していると言われています。その中でも特に最適なのが、赤ちゃんの表情も豊かになってくる24週ごろから26週ごろ。最適な期間は短いため、4Dエコーを撮りたい場合は事前に予約しておくと安心ですね。
注意してほしいこと
『4Dエコー』はあくまでもおなかの中の赤ちゃんの様子を楽しむためのもの。病気かどうかなどの診断はできません。また性別の確認も可能ですが、通常の2Dエコー同様、超音波は受発信して画像化しているため、100%正確な鮮明な画像が見られるというわけではないということを念頭に置いておきましょう。
さいごに
あくびや指しゃぶり、にんまり顔にかわいい寝顔。想像ではない、今現在の赤ちゃんのかわいいしぐさや表情をリアルタイムで見せてくれるので、より一層愛らしく感じられること間違いなしです。時には、おしっこをする瞬間や、頭の上に足の甲をつけてアクロバットで面白い姿を見ることもできるかもしれませんよ。病院にもよりますが、パパも一緒にエコーを確認できることもあります。生まれる前に、ちょっぴり早い「和やかな家族の時間」を堪能することができるのです。DVDやUSBに保存してもらえれば、赤ちゃんが大きくなった時に一緒にみることができますし、赤ちゃんの成長記録の第1弾として『4Dエコー』を試してみるのはいかがでしょうか。