出産や育児への不安や心配でストレスをためてしまっていませんか。はじめての経験に戸惑うことは珍しくはありませんが、色々と考えてみたところで解決できるかといったら、必ずしもそうとは限りませんよね。たまには『考えること』をやめて、ゆっくり過ごしてみてはいかがでしょうか。そんなときにおすすめなのが「ティータイム」。産後のママは特に、ゆっくりする時間がないかもしれませんが、たった数分温かくて美味しい飲み物を飲むだけで、心がほぐれることもあります。美容と健康にもよい『ルイボスティー』はまさにストレスフルな女性にはぴったりの飲み物ですよ。

ルイボスティーはどんなお茶

最近では近くのスーパーでも手に入る身近なお茶になりましたが、南アフリカの一部の「ミネラルが豊富な土地」でしか栽培されていないお茶です。アフリカーンス語で「rooi（赤い）」「bos（やぶ）」という意味のルイボスですが、葉っぱが赤く針状であるため、このような由来があります。南アフリカからヨーロッパ各国に広がり３０年ほど前に日本に上陸。今では美容と健康に良いと女性の間で親しまれているお茶です。そしてもうひとつ、有名になった理由は『カフェインが含まれていない』こと。こどもから大人まで飲めるお茶として、また妊活中の方や、妊娠中や産後の方も安心して飲めるため人気が高いのです。

ノンカフェイン、ディカフェ、カフェインレスの違い

お茶を飲むに当たり、妊娠中や授乳中の方が特に気になるのが「カフェイン」ではないでしょうか。ちまたでは「カフェイン含有量」に関する表記がいくつかありますが、実際にどんな違いかあるのかきちんと認識していますか？「カフェイン」の摂取を控えたい場合は、その意味もちゃんと理解しておくと安心ですよ。

• ノンカフェイン・カフェインフリー　：　カフェインが一切含まれていないことをさす
• ディカフェ　：　もともとカフェインが含まれていたものから、カフェインを取り除いて限りなく０に近くしたもの
• カフェインレス　：　カフェインの含有量は多くはないけれど、もともと微量に含まれているということをさす

カフェインの摂取は、赤ちゃんにとって刺激が強すぎるため控えた方がいいのですが、ルイボスティーは上記分類の「ノンカフェイン」に該当しますので、気軽に飲むことができますよ。

女性に嬉しい効果がいっぱい

ルイボスティーは大地の恵みがたっぷりでミネラルも豊富に含まれています。抗酸化力が強く、体の免疫力を高めてくれるためアンチエイジングにも効果があるといわれています。また、ルイボスティーには抗酸化成分が多く含まれているため、卵子の質を上げるとして妊活中の方にも人気があります。血流を良くしてくれるので冷え性にも効果がありますし、低タンニンなので胃にも優しい飲み物です。カロリーもゼロでノンカフェインのため、夜寝る前でも気兼ねなく飲めるのが嬉しいですよね。

ルイボスティーの種類

◆通常のルイボスティー◆

ルイボスティーは通常、葉を発酵・乾燥させてつくられています。発酵させているため色は褐色で、みなさんが良く町で見かけるポピュラーなルイボスティーです。ナッツのような香りで少し甘みがありますが、ちょっとクセがあるため苦手な方も多いかもしれません。ただ、はじめは飲みにくいと感じる方でも、飲んでいくうちにその味に慣れ美味しく感じられるといった声も多いです。

◆グリーンルイボスティー◆

発酵させずに乾燥させているため、茶葉が緑色なのが特徴です。風味がやわらかで普通のルイボスよりクセが少なく飲みやすいといわれています。製造過程が特殊なため、通常のルイボスティーより希少価値が高く、また発酵させる過程で失ってしまう栄養価や効果がより豊富に含まれています。

◆フレーバールイボスティー◆

さまざまな香りをつけたルイボスティー。通常のルイボスティーが少し苦手という方でも、良い香りがするので飲みやすくおすすめです。柑橘系のさっぱりとした香りからスイーツのような甘い香りのものまで、自分好みの香りがするルイボスティーでアロマ感覚な楽しみ方ができます。リラックス効果も高いので、ぜひ試してみてくださいね。

ルイボスティーのグレード

「グレード」が高ければ「質」が良いとは一概には言えませんが、体内に入るものなのでできるだけ「厳選」されたものを選びたいですよね。また、渋みが少なく飲みやすいかどうかなど、グレードによって違いがあります。人それぞれ好みがありますので、グレードの種類を知り、どれが自分にぴったりなのかの「選ぶポイント」にしてみてくださいね。

◆使用部位できまるグレード◆

1. スタンダードグレード：茎の部分を多く含み、味に苦みがでる
2. チョイスグレード：茎と葉の部分をミックス、味が少し濃くなる
3. スーパーグレード：葉の先の細い部分を使用しているため、煮出しても渋くなりにくいのが特徴、色が鮮やかに出る

◆オーガニックと非オーガニック◆

オーガニックルイボスは有機農法による栽培で、その名のとおり「農薬」や「化学肥料」を使っていません。体の中に入るものなので、できれば安全な品質を求めたいですよね。非オーガニックは比較的安価ですが、少し値がはったとしてもオーガニックの商品を選ぶのにこしたことはありません。

ルイボスティーの飲み方

ティーバックタイプと茶葉から入れるタイプの２種類ありますが、ルイボスの効果を存分に引き出すためには煮出して飲むことが重要です。分量は、水１Ｌに対して茶葉は「５ｇ」１０分ほど煮だして完成です。ただ、じっくり時間をかけることが難しい方はやはり手軽に「ティーバック」がいいでしょう。フレーバールイボスティーであれば、短時間でもリラックス効果が得られるのでおすすめですよ。

おすすめのお店２選

La Theiere （ラ・ティエール）

たくさんのお茶を取り扱う紅茶専門店です。そのなかでも、フレーバールイボスティーが種類豊富に取り揃えてあります。そのほとんどが、「ロンネフェルト社」という高品質で美味しく、高級ホテルでも取り扱いのある老舗のドイツメーカーのもの。長く煮出しても渋くならない美味しいルイボスティーが楽しめます。

おすすめのルイボスティー

◆チェリー◆

甘くそれでいて爽やかなチェリーの香りがよりルイボスティーの美味しさを引き立てます。癒しの香りが持続するので、リラックスタイムにピッタリです。

◆ホットチョコレート◆

濃く煮出してミルクをいれて飲んでもおいしい。まるでスイーツを飲んでいるかのような甘い香りにやみつきになる方も多いはず。

H&F BELX

ノンカフェイン専門店だけあって、ルイボスティーの種類も多く取り揃えています。産地・品質・オーガニックにもこだわり妊娠中・授乳中の方にも安心して飲めるため人気が高いお店です。都内渋谷ヒカリエ店の他、関東に数店舗展開しています。

おすすめのルイボスティー

◆ウーマンズ サポート◆

ラズベリーリーフを中心に、ベリーやローズヒップをブレンドしたルイボスティーです。味は酸味がややありますが、きつくはなく飲みやすくなっています。安産によいとされるラズベリーリーフですが、子宮収縮の作用がありますので、プレママは妊娠後期の８カ月に入ってから飲むようにしましょう。産後のママにとっては母乳の出を良くしたり、母体の回復を早めたりと嬉しい効果がありますので、積極的に飲んでおきたいお茶ですよ。

出産への不安や育児の疲れに悩まされ、慌ただしく過ぎていく毎日です。何もしない時間を数分もつことで気持ちがリセットされ、落ち着く場合もあります。リラックスに美容に健康にと盛りだくさんな効果が期待されるルイボスティー。自分にぴったりのひと品を見つけて、一息ついてみてはいかがでしょうか。

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