あんなに大変だった出産もゴールではなく、長い『育児』のスタートです。出産後も休む間もなくはじまる育児に戸惑うママも多いはず。生活リズムの乱れや精神的な疲れから、ストレスを抱えてしまうママも少なくありません。そんななか、慣れない赤ちゃんとの生活に奮闘しながら、家事をこなしていくのはとても大変なこと。ママたちの体を労わるためにも、適度に『手抜き』しながら、赤ちゃんとの毎日を楽しんでいきましょう。
この記事の目次
産後ストレスの要因とは?
産後は、妊娠中に変化した体を元に戻そうといろんな症状があらわれます。子宮が元に戻る痛み、骨盤のゆがみによる腰痛、ホルモンバランスの乱れからくる抜け毛や肌荒れなど症状はさまざまです。そんな体の不調に加え、慣れない育児の不安や、ホルモンバランスの崩れによるイライラといった気持ちの不調も、産後ストレスの要因になっています。
思うように家事ができない
そんなストレスを抱えながら、家事もしっかりやらなきゃいけないと思い込んでいませんか?今までならそつなくこなしてきたという家事も、つきっきりの赤ちゃんのお世話で思い通りにすすまないということは、産後には珍しいことではありません。家事は手抜きができる時代です。便利なアイテムやサービスをうまく利用していきましょう。
時短家電を導入する
忙しい毎日には、家事を「時短」できる「家電」がとっても便利です。ママの手間を大きく省いてくれるため、育児の合間の少しの時間があれば大丈夫。思うように家事ができなくて困っているのであれば、思い切って『時短家電』を検討してみてはどうでしょうか。おすすめの3つの時短家電を紹介します。
◆ロボット掃除機◆
毎日掃除機をかけたくても、タイミングが合わず出来ない。そんなときは「お掃除ロボット」に頼ってみましょう。ママがやることは、ボタンをひとつ押すだけ。後は勝手にお掃除をしてくれます。通常の掃除機よりホコリやペットの毛やダニなどの細かいゴミを取るのが得意なので、床に寝転ぶことの多い赤ちゃんにとってもメリットがあります。水拭き機能が搭載されたものもありますので、お住まいの床に合わせて検討してみるのはいかがでしょうか。
◆食器洗い乾燥機◆
やっと食事を作ってひと息ついたと思っても、待っているのが食器洗い。流しにたまった食器にうんざりなんてことはありませんか。食器洗い乾燥機があれば、洗浄はもちろん、洗い物を拭く手間もないので、かなり家事の負担が軽減されます。初期費用はかかりますが、ついつい出しっぱなしで手洗いしてしまうのに比べれば、節水になる場合も。最近ではスペースをとらないコンパクトなものも販売されていますので、キッチンが狭いという家庭でも設置が可能です。
◆洗濯乾燥機◆
家族が増えると、洗濯物も必然的に増えてしまいます。忙しいママにとって、ボタンひとつで洗濯から乾燥までを行ってくれる洗濯乾燥機は画期的なもの。また、天気に左右されないので、したい時にできるのは大きなメリット。花粉が気になる季節にも乾燥機があると安心です。衣類によってはシワや傷む場合がありますので、心配な場合はタオル類だけでも乾燥機にかけるようにしてみて、少しでも手間を少なくしましょう。
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宅配サービスを利用する
最近では宅配サービスが充実しているため、なかなか買い物に出られないママにとってはありがたい時代になりました。気になる配送料も、赤ちゃんがいる場合は無料になったり割引があったりするので、お得にはじめられますよ。
◆調理時間が短い「ミールキット」◆
あらかじめ食材が必要な分だけまとめてセットになった『ミールキット』は、簡単に調理ができて、食材が無駄になりません。献立を決めて、食材を買って、下準備をするという工程がいらないので、赤ちゃんが寝ている間にさっと作れるのは大きな魅力。安全性を重視している、離乳食用にとりわけできるメニューがある、不在時にも対応している、など様々なサービスがありますので、ママにあった食材宅配会社を選ぶといいでしょう。
◆宅配弁当や出前も考慮に入れて◆
少しの時間も惜しいというママには、宅配弁当という手もあります。栄養やカロリーも計算されたお弁当を提供しているところもありますので、母乳育児中のママにもありがたいですよね。定期的な宅配には、事前に申し込みが必要な場合があるので、当日に欲しい場合は、出前も考えてみてはいかがでしょうか。ちゃんと食事をとることは、ママの体力を回復させるのに必要なこと。たまには手抜きしてみるのも、悪いことではありませんよ。
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他の人の手を借りる
お金に頼るのはちょっとというママは、周りに助けをもとめてみましょう。育児はママひとりで頑張るものではありません。育児のパートナーであるパパはもちろん、近くに頼れる人がいる場合は、少しの間赤ちゃんをみてもらったり、家事を代わりにしてもらったりすることで、ママが休める時間を作ってもらいます。ママが倒れてしまっては、元も子もないのです。そうなる前に周りの人のサポートしてもらえるようお願いしておくことも、大事なことですよ。
『手抜き』をすることに引け目を感じるママもいるでしょう。しかし、赤ちゃんのお世話は24時間体制、休みなく続きます。便利なものを賢く利用して、ゆっくりできる時間を増やし、体力的、精神的な疲れの回復にあてましょう。何よりも大事なのは、ママが笑顔でいること。それが赤ちゃんにとっての、育児のパートナーであるパパにとっての『笑顔』にもつながるのです。