赤ちゃんがなかなか母乳やミルクを飲んでくれない!
お腹空いているはずなのにどうして?
そんな悩みをもつママは多いのではありませんか。
そんな我が子の様子を見ると、病気じゃないか、栄養が足りなくならないか心配になってしまいますね。
今回は、そんな赤ちゃんの遊び飲みについてご紹介します。
遊び飲みとは?いつから始まるの?
遊び飲みとは、その名の通り赤ちゃんが母乳やミルクを遊びながら飲むことです。
赤ちゃんの遊び飲みの特徴はこちら。
- 授乳中にニヤニヤして飲もうとしない
- キョロキョロしてなかなか飲まない
- ママの乳首を噛んだり触ったりして母乳を飲まない
- 授乳中に突然のけぞる
- 哺乳瓶の乳首を押し出す
当てはまるものがあれば、それは遊び飲みの可能性があります。
これらの様子に悩んだ経験のあるママは多いはず。
どうして飲まないのかと不安になったり、もどかしくてイライラすることもあるでしょう。
赤ちゃんの遊び飲みは生後3〜5か月頃から始まることが多く、卒乳するまで続く子もいます。
ずっと続くかもしれないと思うと、長くて辛くなってしまう人も。原因や対策を知っておけば、遊び飲みに悩まずにすむでしょう。
赤ちゃんの遊び飲みの原因と対策【赤ちゃん編】
赤ちゃんの遊び飲みの原因は、ママだけでなく、赤ちゃんに原因がある場合もあります。
ここでは赤ちゃんが遊び飲みをする理由と、その対策をご紹介します。我が子の成長と合わせて見てみてくださいね。
原因①他のことに興味がわいてきた
生まれたてのころは寝ている時間が多い赤ちゃんですが、成長とともに様々なことに興味がわいてきます。
また、テレビやラジオ、物音などにも敏感に。そのため、授乳中にも他のことが気になってキョロキョロしているのです。
→対策:静かな環境で授乳する
赤ちゃんがいろいろな物に興味を示すのは成長・発達のために大切です。
しかし、授乳中は母乳やミルクを飲むことに集中させてあげましょう。
テレビやラジオのような映像・音が出るものは消して静かな環境を作ってみてください。
原因②歯が生えてきた
歯が生えてきた赤ちゃんは、口の中がむずむずしたりして気になるもの。
また、歯が邪魔で哺乳瓶の乳首を上手く咥えられないこともあります。
そのため乳首を噛んだり、咥えたまま飲まなかったりするのです。
→対策:哺乳瓶の乳首を替えてみる
哺乳瓶の乳首を替えてみることで、ミルクが飲みやすくなることがあります。
何度も噛んでいるようなら、乳首を交換したり、大きいサイズにしてみるといいでしょう。
原因③お腹がいっぱい
赤ちゃんがお腹いっぱいだと、ミルクを飲まずに遊びたがることがあります。
あまり飲まないとママは心配になってしまいますが、他の時間にいっぱい飲むようなら、その時はお腹がいっぱいなのかもしれません。
→対策:ママと遊んでお腹を空かせる
遊び飲みをする赤ちゃんも、空腹のときは飲むことに集中できる場合が多いです。
そのため、いっぱい遊んでお腹を空かせてあげてください。
原因④母乳を吸うのに疲れた
母乳育児のママは、なかなか吸ってくれなかったり、おっぱいを触って遊んだりする遊び飲みに悩むことも。
赤ちゃんにとって母乳を飲むのは大変なこと。意外と吸うのに力がいるのです。
そのため、赤ちゃんは吸うのに疲れてしまい、その結果遊び飲みをすることがあります。
→対策:混合も試してみる
母乳だけのママは、混合も試してみるのもひとつの方法です。
ミルクを用意する手間はかかりますが、それでたくさん飲めるようになる赤ちゃんもいますよ。
赤ちゃんの遊び飲みの原因【ママ編】
遊び飲みの原因は赤ちゃんだけではありません。
ここでは、ママ側の理由で遊び飲みになる原因と対策をご紹介します。
原因①母乳の味が変わった
脂っこいものを多く食べたり、食生活が乱れたりすると母乳の味が変わることがあります。
ママの母乳の味が変わったのが理由で、赤ちゃんが母乳をあまり飲まないことがあるのです。
→対策:食生活を見直す
赤ちゃんにとっておいしいと思えるような質のいい母乳にするためには、ママの食生活を見直してみてください。
脂っこいものや糖分が多く含まれるものを減らし、栄養バランスのとれた食事を心がければ、母乳にいい影響が出てくるでしょう。
原因②母乳の出が悪い
母乳の出が悪いと、赤ちゃんはあまり飲まずに遊んでしまいます。
吸っても吸ってもなかなか出てこないと、赤ちゃんは疲れてしまいますからね。
→対策:おっぱいマッサージをする
母乳の出が悪いのは、どこかでつまりがあるということも。以前よりも母乳があまり出ないかも?と思ったら、おっぱいマッサージをしてみるといいでしょう。
マッサージをすれば、赤ちゃんが吸いやすい、柔らかいおっぱいにすることもできますよ。
原因③ママが授乳に集中できない
授乳は赤ちゃんだけでなくママが集中できることも大切です。
ついスマホを触ったり、テレビを見ながら授乳してはいませんか。
食事をしながら授乳することもあるかもしれません。
でも、ママが他のことに気を取られていると、赤ちゃんもそれを察して集中できなくなるのです。
→対策:ゆったりとした気持ちで。ときにはストレス発散を
授乳はできるだけゆったりをした気持ちで行ってください。
もちろん、慣れない育児や忙しい日々でストレスも溜まるでしょう。
パパにも協力してもらい、ストレス発散したりリフレッシュする時間も作ってくださいね。
今回は赤ちゃんの遊び飲みについてご紹介しました。
我が子が母乳やミルクをなかなか飲んでくれないと、不安になるママも多いでしょう。
でも、遊び飲みは赤ちゃんの成長の証でもあります。
授乳はママにとって大変ですが、人生の中で授乳をする期間は限られています。
ぜひこの記事を参考に、遊び飲みの原因と対策について知ってくださいね。