小さい頃は、「ママ大好き!」と毎日べったりのお子さんが多く、家事もすすまないと困惑してしまうこともあるでしょう。
けれど、赤ちゃんは成長するごとに少しずつ自立し、ママ離れが始まります。
そのため、今までとは違う我が子に寂しさを感じたり、お子さんとの距離をうまくとれなかったりするママも多いようです。
今回はママ大好きの時期の目安についてと、次第に自立する我が子に対してママに知っておいてほしい心構えについてまとめてみました。
この記事の目次
とってもかわいいママ大好き期
ママ大好きの時期にみられる子どもの行動
男の子も女の子も、小さい頃はママの存在がとても大きく、いつもママの近くにいたいという欲求が強くあります。
- どこに行くときもママについていく。
- 字が書ける年齢になると、毎日のようにママ大好きの絵や手紙を書いて渡す。
- ほかの人とは眠れないけど、ママがいれば安心して眠れる。
- ママのそばにピタリとくっついて離れない。
- 「大きくなったらママと結婚する」と言う。
ママからひと時も離れたくない子どもからは、こういったママへの大好き攻撃も。
見ている人が思わずほほ笑んでしまう、ほっこりとさせるものばかりですね。実際に身に覚えのあるママも多いのではないでしょうか。
「ママ大好き!」は何歳まで?
では、こんなにかわいいママ大好きの時期は何歳まで続くと思いますか?
育児経験のあるママに聞いてみたところ、早いお子さんは2~3歳までで、一番多いのが小学校低学年で約半数のお子さんはママ離れするとのこと。
- 3歳まで 約10%
- 4・5歳まで 約20%
- 小学校低学年まで 約50%
- 小学校中学年まで 約10%
- 小学校高学年まで 約10%
このように、全体の約7割のお子さんが小学低学年まででママ離れしてしまいます。
ママにとってはいつまでもべったりだったはずのお子さんが、急に大人になった気がしちゃうかもしれませんね。
変化する我が子の行動パターン
ではママ離れが始まった子どもは、どのような変化をみせるのでしょうか?
ママがいなくても平気になる
生後半年くらいからずっとママがいないと泣いていた子どもも、自立の心が芽生えてくるとママの姿が見えなくても平気になってきます。
- ママがいないとパパやおじいちゃん、おばあちゃんといられなかった子が、数時間なら平気で過ごせるようになった。
- 幼稚園に送って行き、園を後にするママをみて絶叫していたのに、笑顔で手を振るようになった。
- 目覚めたときに隣にママがいなくても平気になった。
などの変化がみられます。
子どもにとって一番安心できるのは、なんといってもママ!
ですが、そのママが近くにいなくても、しばらくの間であれば大丈夫になってくるようです。
ママの手を借りなくなる
食事のときには食べさせてあげて、着替えのときにも手伝ってあげてと何をするにもママが必要だったのに、「自分でできるよ」という日がやってきます。
「やった!これでちょっと楽になる」と思う気持ちとともに、なんだか寂しさを感じてしまうことも…。
ママの手を借りなくても自分でできるようになったお子さんの成長はうれしいもの。
と、同時に、ある日突然、お役御免になったママにとって、うれしさと寂しさが交差してしまうときでもあります。
我が子の自立に向けての心構えをしておこう
いつか訪れる我が子の自立。急にやってくるそのときに、ママ自身もすんなりと受け入れられる心構えが必要です。
子どもの自立を妨げないようにする
小さいうちは何をするにも不器用&危なっかしい子どもを前に、なんでも手を貸してあげるママも多いと思います。
子どもが何をするときにも先回りして危険を回避してあげたくなる気持ちも、ママなら当たり前のことと感じるかもしれません。
でも、何をするにもママが手助けをしていると、自立しにくくなってしまうこともあります。
命の危険があること以外は、お子さんのやりたいようにやらせてあげることも必要です。
なにかあったらお子さんはママに助けを求めてくるので、それまではママもぐっとこらえて見守ってあげましょう。
成長してからの姿も頭にイメージしておく
子どもはどんどん成長していきます。
ついこの前まで赤ん坊だったのに、もう自分のことを一人前にできるようになったとその成長のはやさに驚くことでしょう。
かわいい我が子は、いつまでもママがいないとだめな子どもではありません。
今、お子さんが言葉も話せない赤ちゃんなら、言葉が話せるようになってからのことを、今、お子さんが4~5歳くらいなら、小学生になってからのことを想像してみましょう。
また、お子さんよりも上の子どもたちを見てみるのもよいでしょう。
「小学生になったら子どもも自分のことは自分でするようになるのね」
「大きくなると、恥ずかしくて直接ママ大好きとは言ってくれなくなるのね」
と、自分の頭にイメージすることで、いつかママ離れのときがきてもすんなりとお子さんの成長を受けとめられるでしょう。
今回は、子どものママ大好きな時期は何歳まであるのか?
子どもが自立するとともに変化する行動と、ママに持っていてほしい心構えについてお伝えしました。
子どもたちの成長はとても早いものです。
いくつになってもママを大好きな気持ちは変わらないものの、目に見えて「ママ大好き!」と言ってくれるときは意外と短いもの。
「あんなに好きだと言ってくれるときがあったのになぁ」と後悔したくないですよね。
お子さんの自立したときに対応できる心構えを持ちながら、子どもからのラブコールがある幸せなときを大切にして、ママとお子さんがいっしょに成長していけますように。