ワンオペ育児だけじゃない!育児中の孤独を深める、アウェイ育児にも要注意
ワンオペ育児や育児ノイローゼなど、ママが子育て中になってしまう状態。
これらは、育児中のママが陥りやすい孤独が原因とされています。
本来、育児はパパとママが協力しあってすることであり、ママだけが一生懸命になることではありません。
しかし、パパの仕事の関係や住む場所、ママの性格など、様々なことが関係して育児中の孤独を経験するママが多くいるようです。
今回は、そんな育児の孤独を深めると陥ってしまう状態の一つ、【アウェイ育児】についてまとめました。
気付かずになっているママも、これを読んで「私、アウェイ育児になってたんだ…!」という気付きを得られたら幸いです。
そもそもアウェイ育児ってなに?
アウェイ育児とは、まったく知らない場所で子育てをすることを意味します。
結婚や仕事の関係で引っ越しをしたり、マイホームを持つためそれまで住んでいた場所から離れたりすることもあるでしょう。
しかし、致し方ないこととはいえ、慣れない子育ては楽しいことばかりではありませんし、むしろ失敗や挫折の連続です。
話をするママ友が欲しかったり、子育てに関する情報なども手に入れたいと思ったりすることだってあっても、アウェイ育児の場合はそもそも相談する相手がいないのです。
病院や仕事探し、子供を預けたいときにはどうしたら良い?などすべてのことを自ら調べたり構築したりすることからスタートする必要があるため、ママにとって負担になってしまうことも多く、ママが孤独感を感じやすくなってしまいます。
パパが積極的にフォローしてくれるようであればママの負担も少なくなりますが、はじめはパパも新しい土地での生活に不安を感じていたり、自分のことで一杯一杯になってしまったりしていることもあるでしょう。
そんなパパの姿を見ていて、「自分でなんとかしなくては」と頑張りすぎてしまうママがたくさんいて、アウェイ育児の状態でも我慢を重ねてしまう…なんてことも。
アウェイ育児を続けると…
アウェイ育児に陥りやすいのは断然ママ。
見知らぬ土地であっても、パパは仕事で新しい人間関係を構築しやすいですし、仕事関係から友人へと発展することもあるでしょう。
しかし、出産直後は子育てに集中し、子供と過ごすことが多いママにとって新しい人間関係を作ることは容易ではありません。
最近では、スマートフォンやパソコンを使って、電話やテレビ電話をすることが簡単になったため、地元の友人や両親、兄妹などと顔を見ながら話すことも気軽に出来ると思われがちです。
とはいえ、直接会って話をしたり自分の足で出かけられたりするような場所がなく、電話となると相手の都合を考えてしまってなかなか連絡を取れないというパターンも多いようです。
では、パパのように外に出るようにすれば…と思っても、子供が小さければ仕事をすることも難しいですし、そもそも、慣れない土地で小さな子供を連れて出かけること自体が大変です。
子供とママが一日中向き合って過ごすこと自体がストレスになるケースも珍しくなく、病院を見つけたり、公園を探したりするのも子供ありきで行動する必要があるので、誰かの助けがないと負担に感じることが増えてくるかもしれませんね。
助けて欲しいけど助けてもらえる人がいない、そんなアウェイ育児を続けてしまうママが陥りやすいのが、育児ノイローゼや鬱などの心の病気。
ちょっとしたことでイライラするようになったり、無気力になってしまったりと、体の不調につながってしまう恐れも考えられます。
育児ノイローゼになる前に意識したいこと
アウェイ育児で心に余裕がない、ストレスが溜まっていると気付いたら、【ストレスを感じたり、助けが欲しいと感じたりしたら遠慮せずにSOSを出すこと】を特に意識してください。
日本人はもともと我慢強い性格の人が多いとも言われているため、人に相談することを恥ずかしいと思ってしまったり、遠慮しがちだったりします。
誰かに頼ることは初め勇気がいるかもしれませんが、ママが笑顔で日常生活を送れるようにするためには必要なことですから、身近な人に今辛いと思っていることを相談したり、母親だからと一人で抱えずにアドバイスをもらったり、子どもの通う病院の先生や行政に頼ってみるということも大切です。
育児中のママはみんな助けて欲しいと思っている!
アウェイ育児をしているママのみならず、育児中のママ達の多くは、助けを求めていることが多いです。
「助けてほしい」というのに抵抗があるママも多いかもしれませんが、それは子育てを放棄するのではなく、だれかと協力しあって育児を楽しみたいという思いがあるということ。
子供の話やスーパーの情報、近所の公園や児童館のイベント情報など、どんなことでも共感したいと思っているママはたくさんいますよ。
「自分はよそ者だから…」
「積極的に声をかけられない…」
と思うママもいるかもしれません。
しかし、少しだけ頑張ってみませんか?
ちょっと話をしてみたいなという人に出会えたら、「こんにちは~!」と挨拶するだけでも新しい人脈に繋がることだってあります。
一対一で話をすることに抵抗がある人もいるかもしれませんが、子供が1人いることで自然と雰囲気が良くなったり、声をかけてもらえたりする機会も多くなります。
自宅周辺の散策も兼ねて、積極的にお散歩するようにするのもおすすめですよ。