イクメンと言う言葉がはやっていますが、「うちなんて全然やってくれない……」と嘆くママも多いのではないでしょうか。他の家のパパをうらやんでばかりいないで、我が家のパパが子育てするように、上手にし向けていきましょう。
お世話の方法を伝える
パパが子育てしない多くの場合は、ママの方が子育てが上手だと思っているから。産後、ママは赤ちゃんと過ごしながら、赤ちゃんを抱っこしたり、おむつを替えたり、始めての育児を一生懸命がんばりますが、パパの方は育休でも取らない限り、赤ちゃんのお世話の回数は減ってしまいます。ママはお世話の回数を増やすごとに、手際がよくなっていきます。反して、時々しかお世話をしないパパはなかなか上手にならない……。これは、当たり前のことです。
最初は危なっかしかったり、見ていてイライラすることもあるでしょうが、どんどんパパにもやってもらいましょう。できれば、やり方で押さえたいポイントだけ先に伝えて、あとはできるだけまかせることです。「パパやってよ」とおむつ替えなどをやった後に細かくチェックされ、やり方を指摘されると、「ママの方が上手だから、ママやってよ」という気分になってしまうことは少なくありません。あれこれ口を出したくなりますが、指摘は最低限にして「助かった」ことを伝えましょう。パパに戦力になってもらうことは将来的にもとても、助かることです。
朝時間を活用して子育て
仕事の帰りが忙しく、パパ自身は子育てしたいのに「時間がなくてできない」というパパもいます。パパは朝一人で起きて会社に行き、ママと子どもはゆっくり寝ている……という家庭もありますね。もちろん、それぞれなのでいろいろな方法があっていいと思いますが。
でも、このような場合には、たとえば家族みんなで早起きして、朝食を一緒に食べるという生活時間に変えてみる方法もあります。
朝ゆとりを持って早起きして、出社前にパパが子どもと散歩したり、公園で遊ぶという家庭もあります。外に行かなくても、パパが子どもに絵本を読んであげたり、パパが子どもの世話をしている間にママが食事を作るという方法も。またはパパが朝食担当になり、ママが子どもの着替えをするなどでもいいですね。
家族みんなで早起き型に生活時間を変えていくと、子どもも夜の寝付きがよくなることが多いものです。ぜひ試してみてください。
パパと子どもだけで過ごす時間を作る
「子どもの世話もまあしてくれるけれど、結局私に回ってくる」というママもいます。パパが赤ちゃんを抱っこしていて泣きやまないと、「ママがいいんだよね」と渡されてしまったり。これはママが一緒にいるからです。パパと子どもだけの時間を作りましょう。
ママが美容院に行く、週末友だちと会う、またはパパと子どもだけで外出するなど、パパと子どもだけでいる時間を作ってみましょう。もちろん泣きやまないなど困ることもあるでしょうが、パパだけしかいなければ、どうにかやり過ごすものです。この「どうにかやり過ごせた」感が、パパだけでも子どもの世話をできたという子育ての自信となります。
「今は子育てしてくれないけれど、思春期になったら……」などと思っていても、子どもの方も思春期になってから、急にパパから偉そうなことを言われても反発するばかりです。今の子育てが、子どもの将来につながっています。ぜひ、パパにも一緒に子育てしてもらうようにしましょう。