我が子と添い寝をしたいママは多いのではないでしょうか。
しかし、添い寝には気を付けないといけないリスクもあるんです。
今回はそんな添い寝のメリットや安心して添い寝をするために正しい実践方法をご紹介します。
この記事の目次
添い寝はいつから?布団とベッドのどちらがいいの?
添い寝は布団なら生後1か月ごろから、ベッドなら生後3~5か月ごろからできるようになります。
ベッドは布団よりもマットが柔らかいことが多く、赤ちゃんの窒素のリスクがあるため、首が座ってからがいいでしょう。
添い寝には布団とベッドのどちらがいいの?と迷うママもいるかもしれません。布団とベッドで添い寝の仕方や注意点が異なります。
注意点や実践方法は、この後布団編とベッド編でご紹介しますので、ぜひ読み進めてくださいね。
添い寝にはリスクも!?添い寝の注意点とは
かわいい我が子と安心して添い寝をするためには、添い寝のリスクを知っておくことが大切です。
添い寝が危険と言われる一番の理由は「窒息」です。
柔らかいマットレスは、体重が軽い赤ちゃんは埋もれてしまうことがあります。
埋もれることで、気道が圧迫され窒息につながるリスクが高まります。
ベッドでの添い寝は首が座ってからと言われるのはこのためです。
またうつ伏せになったときにも窒息の危険があります。
他にも、隣で寝ている大人が赤ちゃんに覆いかぶさってしまうことも起こります。
ママやパパが疲れて寝入ってしまうと、覆いかぶさっても気づきにくいですよね。
添い寝のリスク、どうやって回避したらいい?
とはいえ、添い乳をしながら寝かしつけをすると、ママが先に寝てしまうこともあるでしょう。
そのときに覆いかぶさらないようにするには、自分が赤ちゃんに覆いかぶさるような姿勢にならないように注意が必要です。
枕をママの背中に当てて斜め上を向くような体勢がいいでしょう。
掛け布団による窒息にも注意が必要です。
羽毛布団のようなふかふかの布団は、体に密着して温かいですが、しかし赤ちゃんの顔にかかってしまうと、顔に密着して窒息の危険があります。
羽毛布団でなくても大人用の掛布団は赤ちゃんにとっては重たい場合もあります。添い寝をする場合でも掛布団は赤ちゃん用のものにするといいでしょう。
我が子と添い寝を実践する前に知りたい!添い寝のメリットとは
ここでは添い寝のメリットをご紹介します。添い寝には嬉しいメリットもたくさんあるのです。
メリット1:スキンシップ
添い寝の一番のメリットは赤ちゃんとママのスキンシップです。
隣同士で寝ることで、赤ちゃんはママの存在を感じて安心することができます。
そして、ママにとってもかわいい我が子の寝顔は癒しです。
育児に追われて忙しい毎日、そして夜は夜泣きと授乳で寝不足…。
そんな大変な子育てですが、赤ちゃんの無防備な寝顔を見ると癒されるもの。
添い寝をすると寝顔をすぐ近くで見て、我が子の体温を感じることでママも安心できるのです。
メリット2:夜のお世話がしやすい
夜のお世話がしやすいのも、添い寝のメリットのひとつです。
別々で寝ている場合は、夜の授乳はママが起きて赤ちゃんを抱きかかえないといけませんが、添い寝はそのまま添い乳をすることができます。
抱っこして授乳する場合でも、一度立ち上がって赤ちゃんのところに行くより楽なのです。
そして、添い寝は寝かしつけをしながら自分もウトウト…ということもできますよ。
メリット3:赤ちゃんの変化に気づきやすい
赤ちゃんのすぐ近くで寝るので、我が子の変化に気づきやすいというメリットもあります。
鼻が詰まって苦しそう、いつもより体が熱いかも…というような体調の変化に気づきやすいです。
赤ちゃんは寝ている間に熱が上がっていることもありますからね。早めに対処してあげることで、赤ちゃんもママも安心できるでしょう。
正しい添い寝の実践方法①布団で添い寝編
添い寝の実践方法をご紹介します。最初に布団で添い寝編を見ていきましょう。
実践1:赤ちゃんは隅に寝かせる
布団で添い寝の場合は、赤ちゃんを布団の一番隅に寝かせましょう。
これは、大人が赤ちゃんに覆いかぶさるのを防ぐためです。
パパとママの間に赤ちゃんだと間に挟まれた赤ちゃんが押しつぶされてしまうかもしれません。
上の兄弟がいる場合も注意が必要です。子供の寝相が悪いと気づかないうちに赤ちゃんの上に乗ってしまうパターンもあるそう。
赤ちゃんを隅に寝かせて上の子と赤ちゃんの間にママが寝れば、そのようなリスクを防ぐことができるでしょう。
実践2:布団の周りに物を置かない
安心して添い寝をするためには布団の周りに物を置かないようにしましょう。
寝返りができるようになると、布団から飛び出してしまうこともあります。
もし近くに玩具やティッシュなどがあると、誤飲・窒息する危険があるのです。
赤ちゃんは何でも手に取って口に入れる時期があります。
そのため「これは玩具じゃないから大丈夫だろう」と安心してはいけません。
赤ちゃんの行動は、親の予想を超えることがあるのです。
添い寝の実践方法②ベッドで添い寝編
次はベッドで添い寝をする方法をご紹介します。
実践方法1:マットレスは硬いものを選ぶ
赤ちゃんの窒息を防ぐために、マットレスは硬いものを選ぶようにしてください。
もし柔らかいものしか準備できないのであれば、大人用のベッドの中に置く「ベッドインベッド」というものもあります。
大人用のベッドの隣に置いて添い寝ができるベビーベッドもあるので、このようなものを活用するのもいいでしょう。
実践方法2:赤ちゃんは壁側に寝かせる
ベッドで添い寝するときに気を付けたいのが、窒息だけでなく転落です。
大人用のベッドだと柵がないものがほとんどなので、寝ている間に赤ちゃんが落ちてしまったなんていることも起こりえます。
ベッドを壁にくっつけて、赤ちゃんを壁側に寝かせることで転落を防ぐことができます。
今回は赤ちゃんと安心して添い寝するための正しい実践方法をご紹介しました。
リスクがあると言われる添い寝ですが、メリットもあります。
正しく添い寝をすることでリスクを減らし、安心して添い寝することができるでしょう。