
夢にまでみた赤ちゃんが誕生したのにどうにも気分がすぐれない…と感じたことはありませんか。
赤ちゃんのことを考えたいのに、自分の体の変化に対する悩みや「これからちゃんとやっていけるのだろうか?」といった将来に対しての不安ばかりを考えてしまう。
その症状はもしかしたら、マタニティブルーかもしれません。
今回は、産前から始まり産後にも続くマタニティブルーについてお伝えします。
この記事の目次
マタニティブルーとは?
妊娠・出産を経験するママが5~10%の割合でマタニティブルーを経験すると言われています。
女性の体はホルモンバランスが一定に保たれているのが正常な状態ですが、妊娠中から出産後までに女性ホルモンは急激に増減します。
この女性ホルモンのバランスが崩れることにより気分もよくなったり悪くなったりと、ママの体にも心にも影響を及ぼしてしまうのです。
この心身の不調をマタニティブルーといいます。
マタニティブルーの症状
マタニティブルーになると、体と心にさまざまな不調が現れてきます。
- わけもなく泣きたくなる
- 怒りっぽくなる
- 気分が沈んでしまう
- やる気がでない
- 眠れない
- 頭痛が続く
- 動悸がする
- 拒食&過食になる
- 倦怠感がある
これらの症状がマタニティブルーに多い症状です。
妊娠中から出産後のママでこのような症状が複合的にある場合は、マタニティブルーかもしれませんので、しっかりと自分のこころと体を観察してみてくださいね。
妊娠中&産前になることが多い
妊娠中はママの体はつわりがあったり、おなかがでてきたり、体毛が濃くなったりとめまぐるしく変化します。
自分の体におこる変化は赤ちゃんの成長にともなうものと認識しながらも、反面、やはり女性らしさがなくなっていくような感覚に気分が落ち込むママも多いようです。
また、妊娠してから出産するまでの間には、たくさんの悩みや不安を感じるママがほとんどで、生まれてくる赤ちゃんのことや出産時のこと、変化する自身の体のことと、気になることがたくさん。
とくにプレママの場合、はじめて経験することばかりで不安や戸惑いの連続になってしまうこともあるでしょう。
これからの不安や気分の落ち込みなどでおこる心身の不調をマタニティブルーといいます。
産後にマタニティブルーになることも…
実は、産後にマタニティブルーになる場合もあります。
特に気をつけたいのは、産後から1ヶ月までの間。
出産後は母体も大きなダメージを受けており、ホルモンバランスが最も崩れた状態。
そこからさらに赤ちゃんのお世話が始まるので、体と心への負担が大きくなります。
産後1年間は、なかなか眠れない大変な時期なのでママ自身の状態にも十分注意しましょう。
マタニティブルーはいつまで続くの?
ママを悩ませるマタニティブルー、一体いつまでつづくものなのでしょうか?
マタニティブルーを経験したママの声を聞いてみたところ、産前・妊娠中のマタニティブルーの多くは、
- 短い場合…3日~5日程度
- 長い場合…10日~2週間程度
妊娠中のマタニティブルーは、妊娠初期~中期に多く、産後のマタニティブルーは出産後すぐに経験したとのこと。
どちらも個人差があるものの、ほとんどのママが2週間をめどに改善しているようですよ。
マタニティブルーと産後うつは違う?
もし、マタニティブルーの症状が2週間を過ぎても症状が収まらない場合、産後うつの可能性もあります。
産後うつは立派な病気ですので、専門医にかかりきちんと対処する必要があることを忘れないでくださいね。
マタニティブルーかも?と思ったら
マタニティブルーを感じたとき、症状をそのまま放置するのはとても危険です。
きちんと対処して、ママのこころと体を元気にしてあげましょう。
ひとりで抱え込まない
マタニティブルーになったときは、家族や気の許せる友人に自分の気持ちや考えをありのまま話してみましょう。
「ママなのに辛いばっかりじゃ、最低と思われるかも…」
そんな思いは捨ててみませんか。
ママだってほかの人とおんなじ、生きている人間です。
赤ちゃんが生まれたその日から立派なママを演じる必要はありませんし、ママがひとりだけでこころや体の問題を解決するのは困難です。
パパや周りの人と一緒に、ママが育児や家事の全てを抱えずにすむ環境つくりをしていきましょう。
頑張りすぎない
「ママなのだから、家事も育児もきちんとこなさなくちゃ!」と頑張りすぎてはいませんか?
ママは赤ちゃんのお世話に一生懸命ですよね。
そのうえ赤ちゃんのお世話は四六時中、休める時がありません。
多忙なママが1人で育児も家事も完璧にする必要はないということを頭に置いてください。
ママの手が回らない部分は旦那さんや親姉妹などに話して、少しでも負担が軽減するようにフォローしてもらってくださいね。
我慢しすぎない
ほんの数日間のマタニティブルーでなく、いつまでたっても心身の不調が改善しない場合はそれらの症状を放置しないようにしましょう。
マタニティブルーを放置してしまうと、症状がさらに悪化して産後うつにエスカレートしてしまうことも多いのです。
こころの不調は体の不調を引き起こし、体の不調はこころの不調を引き起こします。
- ストレス発散をする
- 家族や友人に育児・家事を協力してもらう
など、なにかしらの方法はあるはず。
家族や友人にも協力を求めて、ママ自身の不調を改善してくださいね。
それでもまだマタニティブルーが改善しないときには、専門医を受診して症状が収まるまで対処することが大切です。
今回はマタニティブルーについてお伝えしました。
「ママだからできて当たり前」
「ママはいつもしっかりしていなきゃだめ」
なんて考えはやめて、まずはママ自身の心と体に目を向けてあげてください。
ママ自身の心身を大切にすることがママの笑顔の源になり、赤ちゃんの幸せにもつながります。
育児や家事に完璧を求めず周りの人たちの助けを利用しながら、マタニティブルーを回避できる環境をつくってくださいね。