陣痛や後陣痛、帝王切開後の傷の痛みなど、ママはいくつもの痛みの壁を乗り越えながら可愛い我が子を出産します。
そして、色々な痛みを乗り越えた後に多くのママが経験するのが【産後のむくみ】です。
産後になぜむくみの症状が出やすいのか?
むくみの症状が出やすい足を中心に簡単に出来るむくみケアの方法についてまとめてみました。
産後はママの体を休める必要がある大切な時期。
無理をしない程度にのんびりケアしていきましょうね。
この記事の目次
むくみを解消!簡単セルフケアをやってみましょう
むくみは体の色々な部分に出やすいですが、特に出やすいのが足部分。
足のむくみを解消出来るセルフケアを5つ紹介しますので、参考にしてくださいね。
履くだけでOK!着圧ソックス
普段から愛用者も多い着圧ソックスは、産後の足のむくみを解消出来るアイテムです。
履くだけでOKなので、無理なく続ける事が出来ますよね。
着圧ソックスは種類が豊富で、近所のドラックストアやインターネット通販などで気軽に購入出来ます。
また、見た目にこだわりがなければ医療用の物を選ぶのもおすすめ。
帝王切開で出産すると医療用の着圧ソックスがもらえますので、退院後にそのまま使用するのもOK!
着圧ソックスは慣れないうちは窮屈だと感じるかもしれませんが、何回か履いているうちに癖になって手放せなくなる人も多数いるようですよ。
足を温める
足を温めると血行促進されむくみの症状も緩和されます。
湯船にゆっくり入ることが出来れば一番手っ取り早いですが、産後しばらくは体調や衛生面の関係でシャワーのみと医師に言われていることがほとんどだと思います。
一カ月検診の際に問題がなければ湯船がOKになることが多いので、それまではバケツや桶にお湯をはって足を温めるようにしてくださいね。
足をあげる
足を下げたままの状態が続くと、むくみの症状が改善されにくくなります。
テレビを見たり寝たりするなど、体を横にする場合には足をやや高くして寝ることを意識することでむくみが解消しやすくなりますので、タオルや座布団を置いて足を高くする工夫をしてみましょう。
塩分を控えるようにする
塩分を摂取しすぎると体は水分を蓄えようとするのでむくみの症状が出やすくなります。
普段の食事の味付けが濃かったり、外食やファーストフードの利用が多かったりすると知らぬ間に塩分の過剰摂取につながるため注意が必要です。
塩分の取りすぎはむくみ症状の他にも高血圧の要因にもなりますので、日ごろから塩分を控えるように心がけましょう。
マッサージをする
むくみのある部分をマッサージすることで血流促進の効果が期待でき、むくみ症状を軽減させることが出来ます。
マッサージの基本は、【体の中心から遠い場所から近い場所へ】例えば足にむくみがある場合には、足の指から太ももの方向に向かって血液を心臓に戻すことをイメージしてマッサージしてみましょう。
ただ、ママも産後は赤ちゃんのお世話で忙しく、マッサージをする時間が確保出来ないことも考えられますので、マッサージする時間がない場合には軽く体を動かす程度でも構いません。
気分転換を兼ねてお庭を散歩したり、家の中で軽く動いたりする程度でもOKですよ。
産後にむくみやすい原因
産後にむくみやすい原因として「体内の水分バランスの乱れ」があります。
妊娠中は赤ちゃんを育てるためにママの体内の水分量が多くなりますが、たっぷり蓄えた水分は出産を機に一気に体外へと排出されてしまいますよね。
体内の水分が急激に少なくなってしまうと今度は水分を溜め込もうとするため、むくみの症状が出やすくなります。
むくみでどんな症状が出るの?
皮膚が凹んで戻らない
むくみがあるかチェックするときは、気になる部分を指で押してみると分かりやすいです。
通常、押した部分はすぐに元に戻りますが、むくみがある部分は押した部分の皮膚が凹んで戻るまでに時間がかかります
パンパンに腫れたようになる
むくみの症状が足に出ると、象の足に見間違えるほどパンパンに腫れたような見た目になります。
普段履いている靴が履けなくなるのはもちろん、ゆとりのあるスリッパですら履けなくなってしまったりすることも珍しくありません。
また、出産前に結婚指輪は外しますが、産後はむくみのせいで指がパンパンになってしまい、しばらく付けられなくなるママが多いですよ。
だるい
むくみの症状があっても、痛みを感じたり慌てて治療薬を飲んだりするケースはそれほど多くはありません。
しかし、むくんでいる部分がなんとなくだるいなと感じるママが多く、動きたくなくなってひたすらボーっとしていたというママもいるようですよ。
むくみが良くなるにつれてだるさも軽減されますが、ジワジワ続くだるさがストレスになる恐れもあります。
むくみは様子を見ていても大丈夫だけど…
産後のむくみは出産時のマイナートラブルの代表的な症状でもあります。
時間と共に症状が軽くなっていくことがほとんどですので、何もせず様子を見ていても大丈夫ですが、足がパンパンにはれて靴が履けなくなってしまったり、だるさを感じてしまったりすることも。
また、むくみが原因で痩せにくい体になってしまうという説もありますので、着圧ソックスを履いたりマッサージをしたりしてむくみの改善を促せるようにすることを意識してみてくださいね。
いつまでたってもむくみが良くならなかったり、少しでも不安を感じたりした場合には、かかりつけの医師に相談したり、出産時にお世話になった医師などに相談しましょう。