コットン生地にも違いがある?赤ちゃん服やタオル、おくるみ選びに大活躍!
赤ちゃんの服やタオル、おくるみなどを選ぶ際には、どんな生地を使っているのかな?と気になるママも多いはずです。
肌に優しい生地と言えば、「コットン生地」ですが、このコットン生地の中にもいくつか種類があることをご存知ですか?
今回はコットン生地の種類や赤ちゃん用品におすすめの生地タイプについてお話していきたいと思います。
この記事の目次
コットン生地の種類は3種類
コットン生地の種類は大きく3種類に分類されます。
- 短繊維種
- 中繊維種
- 長繊維種
この3種類です。それぞれ、どのような特徴があるのでしょうか?
短繊維種
短繊維種とは、毛足の短いことを言います。
ちなみに、毛足とは、毛で作られた織物などの表面に立っている毛のこと。
だいたい毛足の長さが20mm程度のものを短繊維種とされているそうですよ。
短繊維種は毛足が短いことから、コットンの柔らかさはあまりなく、糸として扱うのも不向き。
ただ、価格が安いのに丈夫である特徴があるため、クッションや布団の中綿として使われることが多いです。
中繊維種
中繊維種は、毛足の長さが21mmから28mm程度のものを言います。
コットン素材の製品の多くが中繊維種を使用していて、私たちの生活により身近なものであると言えるでしょう。
中繊維種の質はコットンの中でもちょうど真ん中あたり。
Tシャツやタオルなどの一般的なコットン製品に使われています。
長繊維種
毛足の長さが30mm以上のものを長繊維種と呼び、コットンの中でも高級品と呼ばれるようになります。
毛足の長さが長ければ長いほど、肌触りも良くなります。
コスト面で比較しても短繊維種や中繊維種よりもグッと高くなりますので、特別な人への贈り物やこだわったアイテムを選びたい時などにおすすめです。
コットンの品種について
コットンは毛足の長さによって短繊維種・中繊維種・長繊維種の3つに分類されます。
また、世界の様々な国で栽培されているため、品種にも違いがあるんですよ。
代表的な品種をいくつかご紹介していきますね!
スーピマコットン
アメリカ産のスーピマコットンは、コットンの中でも高級品レベルに位置しています。
ふんわりとした柔らかさはもちろんのこと、強さも優れているのが特徴です。
衣料品メーカーでも有名な「スーピマコットン」も高い人気がありますね。
シーアイランドコットン
カリブ海の西インド諸島で栽培されているのがシーアイランドコットンです。
肌触りはなめらかで、絹のような艶があるのが特徴。
シーアイランドコットンは綿の中でも生産量が少ないため、価格が高めです。
インド綿
インド綿は広大な土地で栽培されたコットンで、毛足が短いのが特徴です。
通気性や吸水性が高く、夏服素材として重宝されます。価格がお手頃なため、手に入りやすいのも嬉しいポイント。
ペルーコットン
南アフリカにあるペルーで栽培されたペルーコットンは、強度が強く、毛足が長いのが特徴です。
毛足の長さが特に長いのがエジプトで栽培されるギザコットンですが、ペルーコットンもギザコットンに近い長さを持ち合わせています。
ジンバブエコットン
ジンバブエコットンは、アフリカにあるジンバブエという地方で栽培されています。
コットンの収穫は通常機械を使用するのが一般的ですが、ジンバブエコットンは機械を使用せず人によって手作業で収穫されるのが特徴です。
そのため、コットンが傷みにくく、コットンが持つ柔らかさを保持することが可能です。
ギザコットン
ギザコットンはエジプトで栽培されたコットンで、エジプトコットンとも呼ばれています。
毛足が非常に長く、光沢感があることからも希少価値が高く高級品として扱われています。
高級コットンの中でも上位に位置する品種の一つです。
新疆綿
新疆綿(しんきょうめん)は中国で栽培される高品質なコットンです。
高級コットン品種の中でも特に毛足が長い新疆綿は、肌ざわりがしなやかでシルク似た艶を持っています。
赤ちゃんにはどのコットンがいい?
赤ちゃんの肌はデリケートです。
ちょっとした刺激が肌トラブルを引き起こす可能性もあるため、肌に優しい素材を使ったアイテムがおすすめ。
毛足が長いとその分ふわふわ感もありますが、中繊維種ぐらいでも十分肌触りがいいので、毛足の長さを気にしてみるといいかもしれません。
また、いいコットン生地を使ったものであれば、より優しい肌触りが特徴であるため、赤ちゃんにはピッタリですよ!
コットン生地を選ぶ際にチェックしたいポイントは、「オーガニック」と記載があるかどうかという点。
オーガニックコットンとは、コットン生地のなかでも有機栽培のことをさしているため、通常のコットンよりもより安心して肌に触れることが出来ます。
ベビー用品の肌着や服などのほとんどが中繊維種を使っていますが、さらに質の良いコットン素材をチョイスしたいということであれば、長繊維種のものを選ぶと良いでしょう。
質の良いコットンで赤ちゃんの体をくるんであげれば、きっと赤ちゃんもウットリ大満足してくれるに違いありませんよ。