ミルクづくりは手間や時間がかかり大変なことです。
特に夜間のミルクづくりはママも寝不足になってしまいますね。
でも赤ちゃんのためにはやらなければならない…。
今回は、そんな子育てママの味方になる調乳ポットの魅力をご紹介します。
この記事の目次
子育てママの味方!調乳ポットとは?
調乳ポットとは、赤ちゃんのミルクを作るときに必要なお湯を適温で保温することができるものです。
赤ちゃんのミルクの準備は、結構時間と手間のかかるものですね。
ミルクから赤ちゃんの口に細菌を入れないようにするためには、70℃以上のお湯でミルクを作ることが推奨されています。
そのため、ミルクの準備はお湯を沸かすことも必要です。
特に夜間のミルク作りは、ママにとって負担が大きいです。
準備している間に赤ちゃんがお腹を空かせて泣いてしまうこともあるでしょう。
調乳ポットは、ミルク作りに適した70℃以上にお湯を保温し、すぐにミルクを作ることができるのです。
調乳ポットのメリット
調乳ポットのメリットは
- すぐにミルクをつくることができる
- 適温で保温できる
という2点が大きく挙げられます。
電気ケトルを使えば素早くお湯を沸かすことができますが、熱湯なので冷ますのに時間がかかります。電気ポットも同様ですね。
一方、調乳ポットはミルクを作るのに丁度いいお温度で保温できるので、すぐに作って赤ちゃんに飲ませてあげることができるのです。
赤ちゃんが欲しがるときにすぐにミルクを作ることができるので、ママの負担を減らすことができるでしょう。
調乳ポットのデメリット
メリットがある一方で、デメリットもあります。調乳ポットのデメリットは
- 音が気になるものもある
- 電気代がかかる
- 使用期間が短い
こちらの3つになります。
お湯を沸かしたり保温したりできる便利な調乳ポット。しかし、物によっては音が気になることもあるでしょう。
お湯が沸いたときに「カチッ」という音がしたり、保温中の稼働音が気になる可能性があるのです。
夜間の授乳用に寝室に調乳ポットを置いておきたいというママもいるでしょう。
その場合、音が気になるものを選んでしまうと、赤ちゃんやママの睡眠の妨げになるかもしれません。
こちらは電気ポットでも同じことですが、保温中は常に電力を使うことになります。
そのため、電気代がかかるというのもデメリットのひとつですね。
また、調乳ポットはミルクをつくるために使うため、赤ちゃんが卒乳をしたら使わなくなってしまうことも。
調乳ポットの価格は4000~9000円ですが、1~2年くらいのために購入するかどうか?というのも悩むでしょう。
デメリットが気になる場合、最近では、調乳ポットの需要が増えているのでレンタルすることもできます。
使用期間が短いから迷うというママは、購入ではなくレンタルを検討するのもいいかもしれませんね。
調乳ポットを使うときの注意点は?
赤ちゃんの安心・安全のためにも調乳ポットを使うときの注意したいことをご紹介します。
お湯のつぎ足しはしない
調乳ポットへのお湯のつぎ足しはやめておいてください。
熱いお湯だし、沸騰させるなら大丈夫では?と思う人もいるかもしれませんね。
いくら熱いお湯で、適温で保温しているからといっても長時間ポットに入っているお湯はそれだけ細菌が繁殖するリスクがあります。
そのため、つぎ足しはせず毎日お湯を交換してくださいね。
毎日交換時に洗浄する
毎日お湯を交換するときに、調乳ポットを洗浄するようにしてください。
中身はお湯だから綺麗に見えるかもしれませんが、見えない汚れはついてしまうもの。赤ちゃんを守るためにも洗浄は必要です。
使った後すぐだと夜間だからやりたくない…という時は、余裕のある昼間の間に洗浄しておいてもいいですね。
赤ちゃんの手の届くところに置かない
調乳ポットは赤ちゃんや上の子の手の届くところに置かないように注意してください。
特に注意が必要なのは寝室に置く場合です。
気づかないうちに赤ちゃんが触っていたら大変ですから、置き場所は特に注意しましょう。
失敗しない!調乳ポッドを選ぶポイント
調乳ポットといっても、様々な種類があり機能が異なるものも多いです。
「あの機能がほしかった」と後悔しないために、調乳ポットを選ぶポイントを知っておいてくださいね。
「湯沸かし機能付き」か「保温のみ」か
調乳ポットの機能は大きくわけて「湯沸かし+保温」と「保温のみ」です。
すでに電気ケトルや電気ポットが自宅にある場合は、お湯をわかしてから調乳ポットに移すことも可能です。
湯沸かし機能付きのものは、1つのポットですべて完了するのでお湯の準備が楽になります。
しかし機能が多い分値段も高くなるので、予算と相談してきめてくださいね。
容量
ミルクのみの赤ちゃんは1日に何回もミルクをつくりますし、たくさん飲む赤ちゃんもお湯がたくさんほしいですね。
しかし、混合の赤ちゃんや夜間だけミルクなど1日に飲む回数が少ない場合は、容量が少ない調乳ポットでも大丈夫でしょう。
調乳ポットの容量は200ml~800ml程度で幅があります。
容量が多いものはその分ポット自体の大きさもあるので、そのあたりも考慮するといいかもしれませんね。
卒乳しても不要にならない!?ミルク作り以外の便利な使い方
ミルクづくりの強い味方の調乳ポットですが、赤ちゃんが卒乳したら使うことがなくなると思うママも多いのではありませんか。
第2子第3子がいれば何年も使い続けることができますが、そうでなければもったいないと思うかもしれませんね。
しかし、調乳ポットはミルクづくりが終わってからも使うことができるのです。
- 離乳食づくり
- お茶やコーヒーに
- 電気ケトルとして
お湯を沸かす機能がある調乳ポットは、一旦は沸騰させるため電気ケトルと同じです。
そのため、卒乳後は電気ケトルとして使うこともできます。
ぬるめのお茶やコーヒーが飲みたいという人は、保温したお湯を使えばすぐに飲むことができます。
特に日本茶などは、ケトルで熱々にしたものよりも、少し温度が低いもののほうが美味しく淹れられるとも言われますね。
また、お湯で溶かすタイプのベビーフードを使うときにも調乳ポットは役に立つでしょう。
今回は夜間のミルクづくりに便利な調乳ポットについてご紹介しました。
夜起きて赤ちゃんにミルクを飲ませるのは、疲れやすいママにとっても大変なことです。
すぐにミルクづくりができる調乳ポットで、大変な時期を乗り越えてください。