いよいよ子どもの入園生活がスタート。ということで、親としては、毎日、「着替えはできた?」「持ち物は大丈夫?」などガミガミ言わずに、過ごしたいものですね。また、園の中で、「ちゃんと自分でできるのか」と心配になることも多いでしょう。子どもが入園生活をスムーズに送れるアイディアをお伝えします。
着替えやすい服を用意し、前夜に準備
年齢にもよりますが、自分で脱ぎ着しやすい服を用意しましょう。ボタンやファスナーがまだうまく扱えない場合は、ボタンやファスナーがついていない服を選ぶのも一案です。週末など時間があるときに、ボタンやファスナーの服を着て、自分でできるように練習しておきましょう。
服の好みも出てきます。「好きな服を選びなさい」と言って、選ばせるとなかなか決まらなくて、朝、時間がかかってしまうこともあるでしょう。夜寝る前に、2~3枚並べて、「明日はどの服で行く?」と選ばせるのがおすすめです。
また、袖をまくらないと着られないなど、袖やズボンの丈が長かったり、逆にサイズが小さい服も自分で着るのが難しくなります。大前提として、サイズが合った洋服をそろえておくことも大切です。
園服やスモックには、お気に入りのマークを
園服やスモックなど、園児が同じものを着る場合は、自分の服がどれだかわからなくなってしまうので、お気に入りのアップリケをつけてあげるなどしましょう。サブバッグなど含め、持ち物に同じマークを入れてあげると、自分のものがわかりやすくなり、取り違いもなくなります。
自分のマークをつけてもらうことで、スモックや、バッグに子ども自身が愛着を感じることでしょう。ママやパパがつけてくれたと思うと、応援してくれているようなうれしい気持ちになるはずです。
上履きは、そろえたときに絵が完成するイラストを
上履きの左右を間違えずにはくのも、子どもにとっては難しいものです。そんなときには、上履きのつま先か、中敷きに油性ペンで絵を描いてあげましょう。左右をそろえて置いたときに完成するイラストを入れてあげると、間違えずにはくことができます。
園バッグに毎日入れるものは、子どもの手の届く場所に
タオルやコップなど、毎日園バッグに入れるものは、子どもの手が届く場所に保管するようにして、毎日、朝か、夜に、自分で準備する習慣をつけさせましょう。最初は親子で一緒に準備して、様子を見て「やってごらん」と見守りながらやらせてみて、できたらほめましょう。習慣になって子どもが自分でできるようになると、ママの仕事が一つ減りますね。
子どもが自分でできるように、ちょっとした工夫をしてあげたり、準備を整えてあげたり、練習させてみましょう。そしてできたら認めてあげることが大切です。園生活のスタートは、友だちとのこと、先生とのこと、いろいろな変化が起こり子ども自身の心配事も増えるでしょう。「自分でできる」と子どもが自信を持てることをひとつでも増やしてあげることが大切です。