寒さが本格的になると気をつけなければいけないのが、赤ちゃんの体温調整です。
赤ちゃんは「暑い・寒い」を声に出して意思表示出来ないため、周囲の人達が体温を見極めてあげることが大切。
赤ちゃんが暑がっている場合には、汗をかくので分かりやすいですよね。
では、赤ちゃんが寒いと感じているときはどのように見極めると良いのでしょうか?
赤ちゃんが寒いと感じているときのサインや体を温める方法などを見ていきましょう。
この記事の目次
赤ちゃんの寒いサインは全身のチェックがカギ
どこを見ればわかりやすいのか?ポイント別に説明していきます!
唇の色は良い?
「唇の色がなんとなくいつもと違う…」
そんな時は、赤ちゃんが寒がっているのかもしれません。
唇の色が青白くなっている場合は赤ちゃんが寒いよとサインを送っている状態。すぐに温めてあげてくださいね。
お腹や背中は温かい?
赤ちゃんのお腹や背中に触れてみて、冷たいと感じるときは要注意!
体が非常に冷えているサインです。
体の中心であるお腹や背中が冷たいというのは、その他の部分も冷え切っているという証拠。
上着を着せてあげたり、毛布を掛けてあげたりしましょう。
ちなみに…首や背中のあたりに汗をかいている場合は、赤ちゃんが暑がっているサインです。
服を脱がせてあげて、汗をタオルでしっかり拭いてあげてくださいね。
暑くても寒くても風邪をひいてしまう恐れがあるので、こまめにチェックしましょう。
グズグズしていない?
お腹もすいていないし、眠たそうにもしていない。
けれど、グズグズしている時は、体が冷えて愚図っているのかもしれません。
ご機嫌だけで体温調節が出来ているのか判断することは難しいので、先ほどご紹介した唇の色やお腹や背中の温かさを一緒にチェックして、判断してくださいね。
手足がひんやり!これも寒いのサイン?!
何気なく赤ちゃんの手足を触ってみたら、ひんやり冷たくてビックリするママも多いはず。
そして、ママは慌てて服を着せてあげたり、室内の温度を上げたりして赤ちゃんを温めようとします。
しかし、この場合は赤ちゃんが寒がっているサインではないので、心配いりません。
赤ちゃんは手と足で体温調節をすると言われているため、手足がひんやりしていても無理に温める必要はないんですよ。
赤ちゃんに靴下を履かせない方が良いという話を聞いたことはありませんか?
これも、手足で体温調節をしていることが理由の一つでありますし、靴下で滑って転んでしまうリスクも回避出来ますよ。
手足がひんやりしているのがどうしても気になる場合には、ママの温かい手で優しく温めてあげましょうね。
赤ちゃんの体が冷えるとどうなるの?
赤ちゃんだけに限らず、体が冷えて良いことはありませんよね。
体が冷えると風邪をひきやすくなりますし、体の抵抗力も弱まってしまいます。
パパやママであれば、ちょっとした風邪程度であっても、赤ちゃんの場合はそうはいきません。
赤ちゃんの体はまだまだ未熟で免疫力が十分ではありません。
軽い風邪程度の病気も重症化する恐れがありますし、赤ちゃんの体力も奪われてしまいます。
暑さや寒さを体で感じることも大切ですが、赤ちゃんの月齢が低いうちはパパやママがこまめに赤ちゃんの様子をチェックして、赤ちゃんが心地よい状態で過ごせるようにしてあげましょう。
寒がる赤ちゃんにはこんな方法がおすすめ!
服を着せてあげる
体温調節の基本は、こまめに服を着せたり脱がせたりしてあげること。
動くことが出来る赤ちゃんだと、動いている時は暑がり、じっとしている時は寒がったりすることも多々あります。
寒い季節には厚めの服を着せてあげるのも大切ですが、薄めの服を何枚か重ね着することでこまめな体温調節をすることが出来ますよ。
外で過ごす場合には、一枚しっかりした羽織を持参してくださいね。
周囲の温度調節
赤ちゃんは体温調節が未熟なので、室内の温度をこまめに調節し、過ごしやすい状態を保つのが大切です。
体が冷えていれば温度を上げてみたり、夏場でエアコンが効きすぎているなと感じたときはエアコンの強さを弱めてあげたりしてくださいね。
ちなみに、エアコンは室内温度の調節がしやすくて便利ですが、乾燥気味になるデメリットも。必要に応じて加湿器などを使うこともお忘れなく!
ギュッと抱っこ
一番手っ取り早く赤ちゃんを温めてあげられるのが、ママがギュッと抱っこしてあげる方法。
ブランケットやケープで赤ちゃんの体をすっぽり覆ってあげれば、更に良いでしょう。
背中や手足を優しくさすってあげれば次第に寒さも和らぎ、温かくなっていきます。
そして、なによりママのぬくもりを赤ちゃんが感じることが出来るので、体のみならず心もポカポカになってくれますよ。
湯たんぽ
布団の中に湯たんぽを入れて赤ちゃんを寝かせてあげれば、じんわりと体を温めることが出来ます。
湯たんぽを使えば、エアコンやヒーターなどで起きやすい乾燥からも赤ちゃんを守ることが出来るでしょう。
ただ、湯たんぽの中に入れるお湯の温度や置く位置など注意が必要で、赤ちゃんの肌に触れることで低温やけどをしてしまう恐れも。
寝返りが出来ない月齢の赤ちゃんであれば、赤ちゃんの体の位置から出来るだけ離れた位置に置くようにしましょう。
ゴロゴロと寝返りが出来る赤ちゃんの場合には、布団や赤ちゃんの体が温まったタイミングで湯たんぽの使用をやめると安心です。
これくらいの温度なら大丈夫だろうと油断してしまうと、思わぬ事故につながってしまう恐れもあるため、注意してくださいね。
赤ちゃんは体温調節が未熟なうえに、寒い、暑いと声に出すことも出来ません。
特に、体が冷えていると風邪などの病気につながるそれもあるため、注意が必要です。
唇の色や体の温かさ、ご機嫌などを見て、赤ちゃんのサインを見逃さないようにしましょうね。