赤ちゃんとお出かけをする際に便利なのが抱っこ紐やスリング。
もはや、赤ちゃんを育てているママの必須アイテムと言っても良いかもしれませんね。

ただ、そんなスリングや抱っこ紐ですが、どんな違いがあるのか詳しい部分までは知らないというママも多いのではないでしょうか。
今回は、スリングと抱っこ紐にどんな違いがあるのか？
メリットやデメリットなど、実際に使用した経験のあるママの声などをもとに検証してみました。

 スリングと抱っこ紐は同じもの？

「スリング」と「抱っこ紐」、この2種類の名前だけを比較すると、抱っこ紐の方がパパママへの浸透率も高いのではないでしょうか。
言い回しもシンプルなので、年配の方にもピンときやすいかもしれませんね。

一方、スリングは抱っこ紐よりも知名度がやや低く、子育て中のママであっても、「どういう物なのか知らない」という声も出ています。
そんな「スリング」と「抱っこ紐」は、名前は少し違うものの、どちらも【赤ちゃんを抱っこする際に大活躍するお助けアイテム】であり、使用目的自体は同じなのですよ。

スリングと抱っこ紐の違いについて

スリングと抱っこ紐は、どちらも赤ちゃんを抱っこする際に活躍する便利アイテムです。
しかし、作りや使い方などにそれぞれ特徴があり、メリットやデメリットなど違います。

どんな違いがあるのか、早速みていきましょう。

 スリング

• 作りや使い方

スリングとは、赤ちゃんを手を使わずに抱っこするためのアイテムで、抱っこ紐の一つです。
幅が広い布を肩からたすき掛けして装着し、赤ちゃんの体を支えます。
スリングには、リングのありとなし2種類ありますが、リングがある方は微調整がしやすく、より快適に使用することが可能。他にもファスナーで調節できるものもあります。

•  スリングのメリット

スリングのメリットは、スリングを使って赤ちゃんを抱っこした時に、赤ちゃんが落ち着く姿勢がとりやすいという点があります。
私たちは普段、背筋をピンと伸ばして過ごしていますよね。
しかし、赤ちゃんは背筋を伸ばした姿勢ではなく、丸くした状態を好みます。

ママのお腹にいた時と同じように、キュッと体を丸め込むような姿勢でいると、安心してぐっすり眠ってくれることも多いそうですよ。
また、持ち運びに便利であるという点。抱っこ紐よりも薄くて柔らかい素材でできているものが多いため、かさばりません。
赤ちゃん連れのママは、おむつやミルクなどただでさえ大荷物。コンパクトで軽量なのは万々歳ですね。

そして、赤ちゃんの顔が見やすいという点もあります。
新生児や首が座る前の赤ちゃんだと横抱きにして使用しますので、赤ちゃんの表情や仕草などがこまめに確認できて安心ですよ。

• スリングのデメリット

スリングは片方の肩にかけて装着するため、肩に負担がかかりやすく、疲れやすいのがデメリットです。
赤ちゃんの体重が重たくなればなるほど、重みは肩にダイレクトにのしかかるようになってしまいます。
長時間の装着が苦になることもあるかもしれませんね。

また、抱っこ紐よりもやや不安定な状態になりやすく、落下防止のために片方の手で支えてあげる必要があります。
両手が空かないので、物を持ったり姉弟の手を繋いだりする場合に不便だなと感じることもあるでしょう。

抱っこ紐

• 作りや使い方

抱っこ紐といえば、腰や肩をベルトで支えるキャリータイプが一般的です。
最近では、ママのみならずパパが装着している姿を見かける人も多いのではないでしょうか。
種類も豊富で、新生児から使えるものだったり、対面やおんぶのみならず、赤ちゃんを前向きにして装着できたりするものなどもあります。

• 抱っこ紐のメリット

抱っこ紐には、落下防止のための安全ベルトがあり、安心して装着することができます。
そして、腰ベルトをしっかり締めて装着することで、腰への負担も軽減でき、長時間の抱っこも可能になります。

また、赤ちゃんとママの体がピッタリと密着することで、ママの両手が自由になるメリットもあるんです。
赤ちゃんを抱っこしたまま両手に荷物を持つこともできますし、おんぶをしたまま家事をこなすこともできますよ。

• 抱っこ紐のデメリット

抱っこ紐のデメリットとして、ママと赤ちゃんとの体が密着しすぎて暑いという点があります。
ピッタリと体が密着することは両手が自由になるメリットがあるものの、暑い時期には赤ちゃんとママ、お互いが汗だくになってしまうことも珍しくなく、汗を拭いたり、こまめに抱っこ紐から降ろしたりするなど工夫が必要です。

装着時の赤ちゃんの姿勢が気になるというママも多く、赤ちゃんの足が開きすぎていないか、寝てしまった時に首が後ろに落ちやすく、負担が掛かっているのではと不安に感じるという意見もあります。
抱っこ紐の多くはしっかりとした作りのタイプが多いので、コンパクトに畳むことが難しく、持ち運びに不便であることもデメリットです。

 

スリングと抱っこ紐は、赤ちゃんの抱っこの負担を減らすためのアイテムで、子育て中のパパママには欠かせない存在です。
使い方や作りなど多少の差があり、それぞれにメリットやデメリットもありますので、生活スタイルや赤ちゃんの好みに合わせて使ってくださいね。

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