育児で最初にぶつかる壁が、乳幼児の寝かしつけ問題。
特に、慣れないうちは赤ちゃんの寝かしつけに時間がかかってしまって大変です。
また、前はこの方法でうまくいったのに、急に寝なくなってしまった!なんてこともあり、一筋縄ではいかないもの。
今回は、赤ちゃんの寝かしつけを上手に進めるためのコツや、月齢別の変化をお伝えしていきます!
この記事の目次
寝かしつけ成功の秘訣は?
赤ちゃんが上手に寝つけるようにするためには、赤ちゃんの睡眠のサイクルを知ることや、それに合わせた生活習慣づけが大切です。
新生児の睡眠リズムを把握する
新生児は1日に約15~20時間程度は眠るといわれています。
でも、生まれたばかりの赤ちゃんは昼夜の区別がついていないため、ずっと寝ているわけではなく、最初は寝たり起きたりを繰り返しています。
ただし、起きている時間も短いため、1日の間を「大体2~3時間寝る」「40分程度起きる」というリズムで動いていることが多く、夜間も同じような睡眠のリズムになるため、新生児のうちは2~3時間ごとに夜泣きや授乳対応などが必要になるのです。
また、大人と同じように眠りが浅い「レム睡眠」と深い眠りに入る「ノンレム睡眠」を繰り返しています。
つまり、寝かしつけをうまくいくようにするには、
- 睡眠リズムに合わせ、眠くなるタイミングで寝かしつける
- 赤ちゃんが眠くなさそうなときには無理に寝かしつけない
ということが大切です。
ママにとっては細切れの睡眠しかとれない辛い時期ではありますが、赤ちゃんの睡眠リズムに合わせて、ちょっとでもまとまった時間をとって休むようにしてくださいね。
うまく寝てくれない!そんな時はどうしたらいい?
授乳や抱っこ、添い寝など、試してうまくいかないという時のポイントもあわせて紹介します。
赤ちゃんによって合う合わないがありますので、色々試してみてくださいね。
授乳後の抱っこをセットにする
赤ちゃんは、お腹がすいていると寝られずにぐずりやすいため、寝かしつけの前に授乳を済ませておきましょう。その際にげっぷも終わらせると、よりスムーズに寝つきやすくなります。
ちなみに、げっぷが出るのはおおむね授乳後10分程度。
この間はげっぷを出しやすい恰好を意識して抱っこをしてあげましょう。
ベッドにおろすと起きちゃう子には
抱っこしたらうまく寝ついてくれたけど、布団に寝かした途端に泣いて起きちゃう!という悩みも寝かしつけあるあるです。
授乳やおむつ替えをしたり、環境もしっかり整えているのに夜泣きする場合、赤ちゃんが不安感に包まれているという場合があります。
目が覚めたときと寝ようとしているときの状態が変わっていると、不安になりやすいようです。
そのため、抱っこで寝かしつける場合は、赤ちゃんが寝たときにママも一緒に布団に入ってあげて腕枕をすると有効です。
また、赤ちゃんは寝始めてから、15~30分ほどでしっかり寝入るので、その間はその姿勢を維持してあげましょう。
その他にも、寝かしつける際におくるみで包んであげると安心感が増すようなので、おくるみで包んで寝かしつけをし、寝ついたらお布団で寝てもらうというのも試してみてください。
添い乳はしたほうがいい?やめたほうがいい?
おっぱいをあげるとよく寝てくれるという赤ちゃんもいますね。
結論として、安心して寝られるのであれば、添い乳して寝るのは問題ありません。
ただ、寝つくときにはおっぱいがあったのに起きたときにないと、不安で夜泣きがひどくなってしまうケースも。
最初は添い乳でうまく眠っていたのに、夜泣きがひどくなってきた…というときは、添い乳を見直してみるのもいいかもしれません。
その場合は、授乳後に少し時間を置いてから寝かしつけるようにしましょう。
そうすることで、赤ちゃんにとっても授乳と寝ることの切り替えができるようになり、おっぱいがないと寝られない!という状況が改善するようになります。
月齢で寝かしつけのリズムを変えよう
赤ちゃんは、生後3ヶ月を過ぎる頃に昼夜の区別がついてきます。
活動時間も増え、夜中の授乳回数が減ったりと、生活のリズムも変化。
もし、前までやっていた方法がうまくいかない…という場合は、月齢を考えて寝かしつけまでのリズムを変えてみるといいかもしれません。
生後3ヶ月~5ヶ月ごろの寝かしつけ
昼寝は1日4~5時間程度
個人差やその日体調によって変わりますが、このころの月齢の赤ちゃんは1日4、5回、合計4~5時間程度の昼寝をするといわれています。
夜寝つけない原因のなかには、この昼寝時間の調整がうまくいってないこともあります。そのため、いつもよりたくさん寝ちゃっているかも…と思ったときは、30分程度で起こしてあげると影響が出にくいようです。
寝かしつけの流れを同じに
寝る時間になるまでの生活リズムを一定にすることで、赤ちゃんがその流れを覚えて、これから寝るんだ!という意識づけをすることもできます。
また、同じような単語を耳にできる絵本なども有効です。この言葉は寝る時間の合図というように意識づけできますよ。
生後6ヶ月以降
昼寝の時間は半分程度
生後6ヶ月を過ぎるころには、昼寝の時間は2~3時間になり、生後2ヶ月ごろの半分の時間まで減ってきます。
とはいえ、なにもしないとつい寝てしまって夜中に影響が出る場合もあるので、首が座っているのであればベビー関連の習い事などをしてみてはいかがでしょうか。
ママとのスキンシップはもちろん、新しい刺激が赤ちゃんの成長にいい影響をもたらしてくれますよ。
断乳も考えてマッサージに切り替えも
夜泣きがひどく、夜間の授乳も見直そうかなと考えているのであれば、マッサージしながら寝かしつけるのも手。
手首や足首、おなかなど、赤ちゃんの横でやさしく撫でてあげることで、ママと触れ合っている安心感も得られて眠りにつきやすくなります。
新生児育児のなかでも悩みの種になりやすい寝かしつけ。
うまくいかないときは、無理しすぎず、アプローチ方法を変えて合うものを見つけていってくださいね。