近年、働くママの育休取得率は高くなり、出産を機に仕事を退職するケースが少なくなってきましたね。
この育休制度、実は働くママのみに向けた制度ではなく、パパも利用出来ることをご存知でしょうか?
実際に、パパが育休を取得して、協力しながら子育てをしている夫婦も増えてきましたが、どのような形で育休をとり、育休中にどのようなことに取り組んだのでしょうか?
これから家族が増える方、育休を取ろうか迷っているパパ!
育休制度の知識を高め、育休取得を本気で目指してみませんか?
この記事の目次
育休中のパパに出来る事ややって欲しい事
育休を取ることが出来たら、ママの負担が少なくなるようなお手伝いが出来るとよいですよね。
パパに協力してもらいことをピックアップしてみましたので、早速見ていきましょう!
簡単な家事
家に誰かがいる以上、家事を休むことは出来ません。
炊事、洗濯、掃除など、やるべき家事は山ほどあってパパの助けがあればママは大喜びです!
ただ、家事を手伝うといっても、普段やり慣れていないことをするのは大変だと思いますし、慣れない家事をやることで逆にママの負担を増やしてしまう恐れもあります。
まずは簡単な家事から手伝い、徐々に出来ることを増やしていくようにしてみましょう。
ゴミ出しや食器洗い、洗濯物を畳むのもチャレンジしやすいですね。家事の一部から流れを覚えましょう。
料理はちょっと…という人は、お米を炊く、食事のセットをするだけでも助かりますよ。
上の子の面倒
上の子がいる場合には、パパが上の子のお世話を手伝ってあげるようにしましょう。
家族が増えることで、上の子が赤ちゃん返りになってしまうケースも少なくなく、パパやママの手伝いを必要とすることが増えるかもしれません。
また、おしゃべりの相手や外遊び、お風呂に一緒に入るなどするとママが休む時間を確保することが出来ますよ。
ママの話し相手
産後に起きやすいのがママの育児ノイローゼや産後うつ。
ホルモンバランスが崩れたり、睡眠不足が続いたりとママは心身ともに不安定な状態が続きやすいです。
家事の手伝いをするのももちろんですが、ママの話し相手になることも大切ですよ。
楽しい話ばかりでなく、愚痴や泣き言などの話題になることがあるかもしれませんが、じっくり話を聞くだけでママのストレス発散につながります。
育休中のパパ、これは絶対NG!
パパの育休は、ママや赤ちゃんのためにあると言ってもよく、パパのフリータイムではありません。
特に注意したいのが、スマホを見続けたりゲームや昼寝をしたりすること。
これだけは絶対にNGです!!
何のための育休制度なのかを考え、手が空いたらなにをやろうか?と前向きに有意義な時間を過ごすようにしましょう。
パパの育休取得の実情
最近では、ママの育休取得は珍しいことではなく、自信をもって育休を利用することが出来る職場が多くなりましたね。
家族が増えることで出ていくお金は増えるばかり。仕事に復帰でき、金銭面の不安が少なくなることは生活の安定にもつながります。
認知度が高くなってきた育休制度ですが、利用出来るのはママだけではありません。
パパも育休を取得することが可能で、法律で認められているため自信をもって育休取得を希望すれば良いのです。
ただ、法律で認められている育休制度とはいっても、実際は取得をためらったり、断ったりケースも多く、取得率が増えているとは言い難い状況です。
パパの育休取得率の低さにはこんな原因が…
- 男性の育休取得の前例がない、育休が取得出来る雰囲気ではない
- 収入面の不安
- 仕事を任せられる人がいない
このような問題があるため、パパの育休取得はハードルが高くなってしまうのかもしれませんね。
実際に育休取得をしたパパの声
ハードルが高いイメージがあるパパの育休取得ですが、なかには思い切って育休取得を宣言し、子育てに専念したパパもいます。
育休取得したパパは、育休に対してこんな考えや行動をしていました。
育休の前例になれば良い
育休を取得したいと思っていても、前例がない、取得を言い出す雰囲気でないなどが理由で育休を諦めているパパも多いです。
しかし、このままではいつまでたってもパパの育休取得率は伸びないと考え、自分が育休利用の前例を作ろうと勇気を出したパパも。
前例を作ることで今後も育休をしやすくなり、育休に対する意識の変化にもつながります。
金銭面に支障が出ない期間のみ育休利用する
育休が取得出来ても、気になるのが収入面の不安。
特に、大黒柱である男性の場合だと、収入がある程度保証されているとは言えども、家庭によっては不安を感じる人もいるでしょう。
そのような場合には、育休を短期間にしたり、給付金の多い期間だけ利用したりするなど工夫したパパもいます。
出産を終えたママが一番助けを必要としている期間は、産後すぐから3カ月頃までという意見が多数。
里帰りをするママは、産後一カ月くらいは実家でゆっくりすることが出来るかもしれませんが、上の子がいる、実家が遠方などの理由で里帰りをしないケースも少なくありません。
この場合、回復しきれていない体のまま赤ちゃんのお世話をし、家の事もしなくてはならず、
体調を崩してしまったり育児ノイローゼに繋がってしまったりする恐れもあります。
産後3カ月くらいすれば、体調も回復していきますし、赤ちゃんとの生活リズムが整ってきますので、この時期を目安に復職を検討するのが良いかもしれません。
職場に替わりはいるが、パパの替わりはいない
仕事が忙しいパパにとって、休むことがなんとなく後ろめたいと感じてしまったり、迷惑が掛かってしまうのではと考えたりするかもしれません。
しかし、多くの場合、職場にはパパ以外にも同様の仕事をするスタッフがいて、フォローし合うことで業務に支障が出ないようにすることも可能ではないでしょうか。
むしろ、こう考えてみてはどうでしょう。
【職場に自分の替わりはいるが、パパの替わりはいない】
赤ちゃんの新生児期はあっという間に過ぎてしまいます。
小さな体、お猿さんのような可愛らしい顔、弱弱しい泣き声。
我が子との貴重な時間を過ごすことも大切ですよ。