「育児セラピスト」という資格があることをご存知でしょうか?
近年、子育てに関係している幅広い人々に注目されている資格の一つで、資格取得を目指す人が増えてきています。
今回はそんな育児セラピストの資格について、詳しくリサーチしてみました!
育児セラピストの詳しい内容や取得までの流れ、資格をどんな場面で活かせるかなどをみていきましょう。
この記事の目次
育児セラピストの資格とは?
育児セラピストは「育児の専門家」とも呼ばれており、育児に関する知識やスキルを備えたスペシャリスト。
育児には正解がなく、子育て中の人だったり子供と接する機会があったりする人にとって、疑問に思う事や不安はつきものですよね。
育児セラピストはそんな人たちの強い味方。
子供の心と体の成長に合わせた接し方や伝え方をサポートしていきます。
育児セラピストの資格、どんな人が取得出来るの?
育児セラピストは、性別や年齢を問わず誰でも取得することが出来ます。
子育て中のママ、パパでももちろんOK!
初めての妊娠出産に向けて、基礎知識を身に着けておくのも心強いですよね。
孫と接する機会が多くなるからと、おじいちゃんやおばあちゃんが取得を目指すなんてケースもありますよ。
また、保育士や看護師など、子供と接する機会が多い人たちの資格取得者も増えてきて、仕事のスキルアップにもつながります。
育児セラピストはこんな場面で活躍します!
育児セラピストで得た知識やスキルは、特定の場面だけでなく、普段何気なく過ごしている日常生活の中でも活かすことが出来ます。
例えば、激しすぎる後追いや反抗期などに悩むママもたくさんいるでしょう。
子供はどんな思いを抱えているのかな、何を訴えているのかな。
そして、ママはどうアクションをしてあげるのが良いのだろうかと考えますよね。
育児セラピストは、月齢や年齢に応じた心理学や愛情表現の方法などを学びます。
子供と接する専門職でなくとも、我が子に対しても身に付けた知識やスキルを活かすことが出来るのです。
職業柄子供と接することが多い人の場合は、専門的な知識を更に高めることにも繋がりますし、数多くの子供の思いを大切にしてあげることが出来ますし、保護者に寄り添ったアドバイスをおくることも可能です。
また、これまでの経験と組み合わせ、ベビーマッサージや体操などの子育てイベントの開催を成功させる人もいるようですよ。
自分自身の子育てに役立てたり、子育てに悩む人々をフォローする側としても活躍する場面が多い育児セラピストの資格は、幅広い場面で発揮出来る資格であると言っても良いでしょう。
育児セラピストの資格取得までの流れや大まかな費用とは?
育児セラピストの資格は、一般社団法人日本アタッチメント育児協会の認定資格であり、資格取得に必要な講座を受講し、資格取得を目指します。
- 育児セラピスト2級(前期課程)
- 育児セラピスト1級(後期課程)
- 育児セラピストシニアマスター
上記のように、育児セラピストには3種類の級に分かれています。
2級からの取得がスタートで、1級、シニアマスターと級が上がるにつれてより専門的な知識やスキルを取得出来るようになります。
育児セラピスト2級(前期課程)
育児セラピスト2級では、レクチャー(講義)とワークショップ(実践ワーク)の6時間のカリキュラムを受講することで取得可能です。
費用は税別で70000円(2020年10月時点)で、東京、大阪、名古屋、福岡、仙台、北海道の6つの拠点で受講するか、オンライン講座を受講するか選択することが可能です。
育児セラピスト1級(後期課程)
育児セラピスト1級の受講資格は2級保有者となり、2日間(12時間)のカリキュラムを受講し、試験に合格する必要があります。
費用は税別で130000円(2020年10月時点)、6拠点かオンラインでの受講が可能です。
育児セラピストシニアマスター
育児セラピストの最終級である育児セラピストシニアマスターの受講資格は1級保有者であり、2日間のカリキュラムを受講し、試験に合格する必要があります。
講師は代表理事である廣島大三さん。熱い思いが込められた講義を聞くことが出来ますよ。
費用は税別で160000円(2020年10月時点)、6拠点かオンラインでの受講が可能です。
資格取得までの流れについて
尚、資格取得までの流れは、下記手順が必要となります。
- 受講申し込み
- 受講料の支払い
- カリキュラムの受講
- 合否通知・認定申請
- 認定証の発行
1級とシニアマスターはカリキュラムの受講後に認定試験があり、試験合否は受講後1カ月程度で登録先へ郵送されます。
合格の場合には認定申請書を提出し、認定証の発行となります。
育児セラピスト資格の活かし方は無限大!
育児セラピスト資格は、子供の心と体に対する知識のみならず、子育てをする側のケアまでと幅広い内容を学ぶことになります。
身に付けた知識とスキルを発揮する場面はさまざま。
我が子との何気ない毎日、子供を相手とする職種や子育てに悩むママをフォローする仕事など、得たスキルの活かし方は自分次第です。
少子化問題や子供の心の問題など、子どもに関わる多くの問題や課題は尽きることがありませんから、正式な知識と資格を得ると心強いですね。
子供たちの明かり未来のためにも育児セラピストの資格を目指してみませんか?