花粉症のシーズンと、新型コロナの影響が重なり、今マスクを使っている方が多いかと思います。
マスクには不織布マスクとガーゼマスクがありますが、どちらを使っているでしょうか。不織布マスクで肌が荒れた経験がある人もいるかもしれません。

今回は不織布マスクの肌への負担と、昔からあるガーゼマスクのいいところをご紹介します。

多くの家庭で使っている、不織布マスクってどんなもの？

マスクと言えば、小学校の給食当番のときに使うガーゼマスクが定番でした。
しかし最近ではガーゼマスクより不織布マスクを使う人が増えています。
ここでは、多くの家庭で使われている不織布マスクとはどのようなものかを見ていきましょう。

不織布って何？

不織布とは、ひとことで言うと「織っていない布」です。機械や熱を使って、薄い繊維のシートにしています。
これ自体がフィルターの役割になっているので、薄くてもウイルスや花粉の侵入を防ぐことができます。

ちなみに、マスク以外にも不織布は活用されていることを知っていますか？赤ちゃんの紙おむつ、生理用品など身近なところでも広く使われています。

もともとは医療用マスク

不織布マスクという名前で広く知られていますが、もともとは医療用マスクとして使われていました。
その医療用マスクが一般に広まり、最近ではガーゼマスクよりも不織布マスクを使う人が増えています。

プリーツ型と立体型がある

世間一般に浸透している不織布マスク。人によってフィット感の好みが違うことから、プリーツ型だけでなく立体型というものが登場しました。
プリーツ型は口を動かしてもずれにくいというメリットがあります。鼻の部分に針金のようなものが入っていて、口を動かしても落ちにくい構造です。

立体型は顔とマスクの間に隙間ができるようになっていて、密着するのが苦手という人に好まれています。
密着しにくいので、化粧や口紅が落ちるのが心配な人にもおすすめの構造です。

使い捨てが前提

医療用マスクと同じように、世間一般で売られている不織布マスクも使い捨てが前提になっています。
だいたい1日1枚という頻度で交換しているという人も多いのではないでしょうか。インフルエンザ・風邪・花粉症のシーズンには特に消費が早くなります。

不織布マスクが肌の負担になる？

花粉やウイルスから身体を守る不織布マスクですが、実は肌の負担になることもあります。
なぜ、不織布マスクが肌の負担になるのかを見ていきましょう。マスクをしていたら肌荒れが…という女性はぜひ読み進めてください。

肌が乾燥する

マスクは乾燥を防ぐというイメージを持っている人は多いのではないでしょうか。
のどの乾燥を防ぐことはできますが、実は肌は乾燥しやすい状態になります。

マスクをしている状態で息をしたり話をしたりすると、不織布マスクの内側に水滴がついていたという経験はありませんか。
マスクをずらしたり外したときに、蒸気が一気に蒸発していきます。そのため不織布マスクをつけていると、肌が乾燥しやすくなるのです。

肌への摩擦

不織布マスクは肌への摩擦という刺激があります。
マスクをつけて生活していると、どうしてもずれてきてしまいますね。
マスクが自然にずれたり、位置を調節するためにずらしたりすると肌に摩擦が生じます。

摩擦は肌の角質をとってしまい、それが肌荒れの原因になるのです。
さらに、角質がとれることで肌がますます乾燥しやすい状態になってしまいます。

雑菌が繁殖しやすくなる

不織布マスクの外側の汚れが気になる人は多いでしょう。
しかし、マスクの内側も汚れていることはご存じでしょうか。

マスクの内側には自分の唾液や鼻水などが付着します。せきやくしゃみをするときにはもちろんですが、息をしているだけでも唾液はついてしまうのです。
そうすると、マスクの内側に雑菌が繁殖しやすい状態になってしまいますね。その雑菌が肌を刺激したり、ニキビを引き起こしたりします。

昔ながらのガーゼマスクがおすすめです

不織布マスクはメリットがある一方で、肌への負担があるという意味ではデメリットもあることがわかりました。
そんな中で注目されているのがガーゼマスクです。ガーゼマスクの良いところとご紹介します。

保湿に優れている

ガーゼマスクは保湿・保温に優れています。ガーゼマスクはガーゼを重ねて作られているので保湿効果が期待できるのです。
ガーゼは綿でできているので、水分を含んでいます。また、吐いた息が水滴として付着せず吸収してくれることも、保湿力の高さにつながるでしょう。

顔にフィットする

しなやかな触り心地のガーゼマスク。プリーツのないものでも、つけるだけで顔にフィットします。
不織布マスクのようなノーズフィットはついていませんが、顔にフィットするので落ちてきにくいです。

肌に優しい

ガーゼマスクの素材は綿です。赤ちゃんの肌着や服は綿素材のものがおすすめですが、これは綿が肌に優しく刺激が少ないからです。
綿は赤ちゃんからお年寄りまで、安心して使うことのできる素材ですね。

そんな綿を重ねて作られたガーゼマスクは、肌に直接触れても刺激が少ないです。
またマスクがずれても摩擦が少ないのも、ガーゼマスクの良いところ。肌に優しくフィットして着け心地もいいですよ。

ガーゼマスクはオーガニックコットン素材がおすすめ！

ガーゼマスクに使われる綿素材ですが、やはりおすすめはオーガニックコットンです。
優しい肌触りで小さな子供や敏感肌の人も安心して使うことができます。

特に肌の弱い赤ちゃんや、子育て中のお母さんも安心なので、オーガニックコットン生地を使った手作りマスクも人気ですね。

こちらのガーゼはオーガニックコットン100％です。
ウイルスや花粉から自分を守りながら、肌荒れを防ぎたいという人は、ぜひオーガニックコットンを使用してみてはいかがでしょうか。

 

今回は不織布ガーゼが肌の負担になる理由や、ガーゼマスクの良いところをご紹介しました。
それぞれ良いところがあるので自分にあったマスクを見つけてくださいね。

もし、ガーゼマスクを使うのなら、オーガニックコットンのものがおすすめですよ。

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