育児中の悩みに、離乳食の進め方をあげるママは多いのではありませんか。
赤ちゃんがなかなか食べてくれない、ミルクばかり飲んでいるけど大丈夫?と悩みがちに。
ミルクの場合は、どれくらいあげていいのか、離乳食のバランスも気になるところですね。
今回はミルクと離乳食のバランスに注目して離乳食の進め方をご紹介します。
この記事の目次
離乳食の進め方のヒントに!ミルクと離乳食のバランスって?
生まれたばかりの赤ちゃんは、母乳やミルクで栄養をとります。水分摂取としては白湯やお茶を飲むという赤ちゃんもいるでしょう。
しかし、成長していくと母乳やミルクだけでは栄養が足りなくなってしまいます。
食べ物から栄養を取るために、母乳・ミルクから食べ物に移行するためのものが離乳食なのです。
離乳食は生後4~5か月ごろから開始して、1歳半ごろまでを目安に完了します。
しかし、これまで母乳やミルクだったのが、初めて食べ物を口にするのです。
すぐに慣れてパクパク食べる子もいれば、なかなか進まずミルクばかり飲んでいるという子もいて、個人差があるもの。
母乳育児の場合は飲んだ量がわからないので、離乳食の後で赤ちゃんが飲みたいだけ飲ませていいとされています。とはいえ、ママが悩みがちなのがミルクの場合でしょう。
ミルクをたくさん飲むと、お腹がいっぱいになって離乳食が食べられなくなってしまいますからね。そのため、離乳食とミルクのバランスに注目することをおすすめします。
ミルクと離乳食のバランス:離乳食初期
味に慣れることや飲みこむ練習をする離乳食初期。
生後4~5か月ごろから離乳食を開始することが多いですが、この時期は母乳やミルク以外のものに慣れる練習です。
重湯から初めて10倍がゆを口にすることが多いでしょう。
1日1回から開始し、リズムをつけるためにできるだけ同じ時間帯に食べさせてあげてください。
まずは1口飲み込むことを目標に…という感じなので、離乳食から栄養をとるというわけではありません。
離乳食初期のミルクと離乳食の割合は、ミルク80~90%、離乳食10~20%です。
赤ちゃんが食べ物を口にすることに慣れたら、少しずつ離乳食の量を増やしてあげてくださいね。
ミルクと離乳食のバランス:離乳食中期
離乳食中期になると、食べられる食材が増え食べる楽しみが出てくるようになる赤ちゃんもいます。
回数も1日2回になり、1回の離乳食の量も増えます。栄養がミルク中心だったのが、食べ物からもとるようになる時期ですね。
しかし、赤ちゃんは賢いのでミルクの美味しさも覚えています。
離乳食よりも先に母乳やミルクをほしがる赤ちゃんもいるでしょう。
まずは離乳食を食べてから、ミルクを飲ませてあげるようにしてください。
この時期はミルクが60~70%、離乳食が30~40%というバランスが目安となります。
食べることに慣れてきた赤ちゃんも、消化器官がまだ未発達なので、1回にたくさん食べることができません。
夜間に起きて授乳することもあるため、ミルクの割合も大きくなっています。
ミルクと離乳食のバランス:離乳食後期
大人と同じように1日3食食べるようになる離乳食後期。
この時期になると、1食でたくさん食べることができ、離乳食後にミルクを飲まなくても大丈夫という赤ちゃんもいます。
しかし、ミルクの量が減る分、これまでミルクに含まれていた鉄分が不足してしまうこともあるため、離乳食を作るときに鉄分が含まれる食材を用いるといいでしょう。
また、生後11~12か月ごろの離乳食後期では、足りない栄養をとるためにフォローアップミルクを飲ませてあげるのもいいですね。
離乳食後期はミルクが30~40%、離乳食が60~70%の割合になり、離乳食がメインになるようにします。
おやつの時間は捕食とお茶にしたり、風呂上がりの水分補給をお茶や白湯にすれば、だんだんミルクを飲む回数も減ってくるでしょう。
ミルクと離乳食のバランス:完了期
生後12~18か月になると生活リズムが整ってきて、食事も1日3回決まった時間に食べられるように。
この離乳食完了期になると、ミルクをほとんど飲まず食事だけで栄養を取ることができるようになってきます。
また、牛乳も飲めるようになるのでミルクの代わりに牛乳を飲ませてあげるのもいいですね。
最初はお腹がゴロゴロしてしまう子もいるので、加熱したり料理に加えてあげることをおすすめします。
離乳食完了期のミルクは10~20%、離乳食は80~90%が目安となります。
この時期になると卒乳できる赤ちゃんもいますし、寝る前にミルクを欲しがる子もいるでしょう。
1回に食べられる量にも個人差があるので、フォローアップミルクをうまく使って栄養を補ってああげてくださいね。
今回は、ミルクと離乳食のバランスに注目して、離乳食の進め方をご紹介しました。
赤ちゃんが食べ物を口にすることに慣れていき、食べる楽しみが出てくると、だんだん食べる量が増えてくるでしょう。
食べる量に合わせてミルクの量や回数を減らしていくことになりますが、進み具合は個人差があります。ぜひこの記事でミルクと離乳食のバランスを参考にしてくださいね。