赤ちゃんと車でお出かけするときに必須なのが、チャイルドシートです。
種類が豊富にあるので、赤ちゃんの安全のためにどのチャイルドシートがいいか迷う人も多いでしょう。
今回は、初めてのチャイルドシート選びのポイントをご紹介します。
この記事の目次
チャイルドシートはいつまでに準備するの?
生まれて初めて車に乗るのは、病院を退院するときという赤ちゃんも多いでしょう。
パパが車でママと赤ちゃんを迎えに行く場合、この退院時からチャイルドシートが必要になります。
また、退院後は1週間健診や1か月健診などで外出する機会も。
そのため、生まれる前には準備が必要ということになります。生まれてからパパが1人で買いに行くのは迷ったりして大変ですからね。
ママが動けるうちに、パパと一緒に相談しながら準備を進めることをおすすめします。
チャイルドシートのサイズについては「1台だけ?年ごとに買い替える?チャイルドシートと赤ちゃんのサイズ」をぜひご覧ください。
2台あると便利?
最近では、赤ちゃんが1人でもチャイルドシートを2台準備するという人もいます。ママ用とパパ用の車、ママ用と祖母用の車という感じです。
そうすることでお出かけのときにチャイルドシートを付け替える手間を省くことができるからです。
その場合、もう1台のチャイルドシートは使い勝手を見ながら後から買うのもいいでしょう。
チャイルドシートは赤ちゃんの身長や体重に合わせたものを選ぶ必要があります。これは赤ちゃんの安全を守るために重要です。
6歳未満までチャイルドシートの使用が義務付けられているので、必ず使うようにしてくださいね。
チャイルドシートの取り付け方は2タイプあります!
チャイルドシートの取り付け方には2種類のタイプがあります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
シートベルト方式
シートベルト方式は従来の取り付けのタイプなので、見たことがある人は多いかもしれません。
このタイプは、その名の通り車に装備されているシートベルトでチャイルドシートを固定するというもの。
チャイルドシートの種類が豊富というメリットがある反面、ものによって取り付けが難しいというデメリットもあり、説明書通りに取り付けをしようとしても、苦戦するというパパやママもいます。
そのため、誤った取り付けをしてしまうこともあるのです。
ISOFIX方式
ISOFIX(アイソフィックス)方式は、チャイルドシートを車の取り付け部分と連結させるだけで固定ができる簡単な方法です。
シートベルト方式よりも高価で重いというデメリットがありますが、誰でも間違いなく固定ができます。初めてのチャイルドシーとでも取り付けに迷う心配はないでしょう。
こちらのタイプで注意したいのは、ISOFIX方式に対応している車かどうかです。2012年7月以降に発売された乗用車には標準装備されていますが、それ以前は装備がありません。
車の年式とともに、後部座席にISOFIXの取り付け具があることを確認してから、チャイルドシートを購入してくださいね。
チャイルドシートはどこの座席に取り付ける?
初めてのチャイルドシートでは、どこの座席に取り付ければいいかわからないという人もいるのではありませんか。
チャイルドシートは基本的に後部座席への取り付けが推奨されています。
助手席にはエアバッグがありますが、これは大人用のものです。
強い衝撃でエアバッグが膨らんだとき、赤ちゃんが怪我をしたり窒息してしまうリスクがあります。
万が一のリスクをなくすためにも、後部座席に取り付けてくださいね。
チャイルドシートを選ぶポイントは?
チャイルドシートはどのようなことに気を付けて選べばいいのでしょうか。
チャイルドシートは決して安くはない買い物…。後悔しないように、ポイントを押さえて選んでくださいね。
赤ちゃんを乗せる車に合っているか?
選ぶポイントのひとつは、赤ちゃんを乗せる車に合っているかどうかです。
チャイルドシートの種類によっては、適応する車種・適応しない車種があることもあり、せっかく購入しても、取り付けができなければ意味がありません。購入前に車種適合証を確認してくださいね。
適合しているとしても、車内が窮屈になりすぎないかも大切です。
軽自動車の場合、あまり大きなサイズのチャイルドシートでは車内が狭くなり、赤ちゃんの乗せ降ろしやお世話がしにくくなってしまうからです。
回転式か固定式か
チャイルドシートの中には回転するタイプがあります。ドア側にシートを向けてから赤ちゃんを乗せ、回転させます。
赤ちゃんを抱っこしたまま簡単にシートを回転させることもできるので、買い物のときの乗せ降ろしに便利ですね。
ただ、回転式は固定式と比べても重くなってしまいます。チャイルドシートを持ち運んだり付け替える頻度が高い場合には、固定式の方が使いやすいかもしれませんね。
安全基準も要チェック!
赤ちゃんの安全のためにも、チャイルドシートの安全基準も確認しておくことをおすすめします。
国土交通省は、ヨーロッパの安全基準である「ECE/R44」を採用しています。この基準を満たしているものには「Eマーク」があるので、これを確認してくださいね。
また、より安全性の高い基準である「R129(i-Size)」も登場しました。対応しているチャイルドシートはまだ少ないですが、「ECE/R44」よりも厳しい基準を満たしたものです。
赤ちゃんの安全を守るために、R129対応のチャイルドシートも検討してみてはいかがでしょうか。
今回は初めてのチャイルドシートを選ぶときのポイントをご紹介しました。赤ちゃんとの車でのお出かけにはチャイルドシートは必須アイテムです。
赤ちゃんや車に合ったチャイルドシートを選んで、赤ちゃんとのお出かけを安全に楽しんでくださいね。