赤ちゃんはいろいろな仕草で気持ちを伝えてくれようとしますが、言葉にして気持ちを伝えられないため、もしかしてストレスを感じてないだろうか……と不安になるママは多いのではないでしょうか。
でも、言葉が無くても、赤ちゃんのストレスにいち早く気づいて対処してあげたいのがママ心だと思います。
今回は、そんな赤ちゃんのストレスを感じる原因やストレスサインについて詳しくご紹介します。
この記事の目次
もしかしてストレス?赤ちゃんのストレスの原因を知ろう!
「赤ちゃんの様子がいつもと違うかもしれない…」
そんな風に感じたことがあるママは多いでしょう。
しかし、その原因が何なのかすぐに分からないと、もどかしい気持ちがしますね。
その赤ちゃんのいつもと違う様子、それはもしかしたらストレスサインかもしれません。
それでは、赤ちゃんはどのようなことにストレスを感じやすいのでしょうか。
まずは、赤ちゃんのストレスになることを簡単にまとめてみます。
- 身体的ストレス:汗をかいて気持ち悪い・おむつが蒸れる・かゆい・空腹
- 精神的ストレス:ママが見えなくて不安・遊んでほしい・かまってほしい
- 環境的ストレス:暑い・寒い・いつもと違う場所・寝心地が悪い
大人であればこれらのストレスは自分で取り除くことができますが、赤ちゃんにはそれができません。
そのため、赤ちゃんならではの「ストレスサイン」を発して大人に伝えようとしているのです。
代表的なストレスサインは泣くことですが、もちろんそれだけではありません。この次から、赤ちゃんのストレスサインについて例をあげてご紹介します。
赤ちゃんのストレスサイン
①ミルク・母乳を吐く
赤ちゃんのストレスサインには、ミルクや母乳を吐くことがあげられます。
飲んだ直後ということもあれば、時間が経ってからということもあるでしょう。
赤ちゃんがミルクや母乳を吐くと、「もしかして病気?」と心配になるママは少なくありません。
吐くということだけで判断するのは難しいですが、まずは赤ちゃんの様子を見てみましょう。
ストレスを取り除いてあげると、吐いたのが嘘のようにケロっとすることもあるのです。
②便秘・下痢
ミルク・母乳の量や離乳食など口にするものは変わっていないのに、便秘や下痢になると「どうして?」と不思議に思うママもいるでしょう。
思い当たる原因がなければ、ストレスによるものという可能性があります。
赤ちゃんのお腹は敏感なので、ストレスで便秘や下痢になることは珍しくありません。
便秘の場合はお腹をマッサージするだけでも赤ちゃんにとって安心となります。
ママとのスキンシップは、赤ちゃんにとって至福のときなのです。
下痢の場合は、脱水にならないように水分を摂るようにしてください。
また、下痢で肌が汚れたままだと肌荒れの原因になり、かゆみや気持ち悪さが余計にストレスを増長させてしまいます。
こまめにおむつ交換をし、やさしく拭いてあげましょう。
③湿疹ができる
赤ちゃんの肌は、お腹と同じくとても敏感です。そのため、ストレスによって湿疹ができる赤ちゃんもいるのです。
「昨日まで何ともなかったのに…」と心配になるママは多いでしょう。
かゆみがある場合は、それがストレスにつながることも多く悪循環です。
また、アトピーなのか判断することが難しいこともあるでしょう。湿疹ができたときはストレスサインの可能性もありますが、心配であれば受診するのも1つの方法です。
できるだけ肌を清潔に保ち、ミルクや母乳が肌についた場合は湿らせたガーゼハンカチなどでやさしく拭き取ってあげてください。
④食欲が落ちる
ストレスで食欲が落ちる赤ちゃんもいます。
「いつもよりミルクを飲まない」
「母乳を飲むのをすぐにやめてしまう」
というところで見ることができます。
離乳食を食べている赤ちゃんの場合は、食べる量やスピードから見ることができるでしょう。
大人だってストレスによって食欲が落ちることも少なくありません。
もし赤ちゃんの食欲がないみたい…というのであれば、無理に飲ませようとしないようにしてください。
熱などの体調不良を含めて、まずは様子を見てあげることが大切です。
赤ちゃんのストレスに気づいたらどうする?
ここまでは赤ちゃんのストレスサインについてご紹介しました。
それでは、もし赤ちゃんのストレスサインに気づいたら、どのように対処すればいいのでしょうか。
赤ちゃんのストレスサインに気づいたら、基本的にはストレスを取り除いてあげることが大切です。
赤ちゃんがどのようなことにストレスを感じているのか、最初にご紹介した身体的・精神的・環境的ストレスの中から探し、取り除きましょう。
例えば寝ている間に汗をたくさんかいていて寝苦しそうであれば、肌着・掛け物・室温などを調整します。
もし祖父母に預けていた、家に親戚の人が来ていたなどいつもと違う環境だったのであれば、普段通りに戻ればストレスがなくなることもあるでしょう。
まずは赤ちゃんのストレスに寄り添い、ママが近くにいるよという安心感を赤ちゃんに伝えてあげることが大切です。
赤ちゃんに話しかけたり、スキンシップを多めに取ってあげてください。
今回は、赤ちゃんのストレスの原因やストレスサインについてご紹介しました。
赤ちゃんのいつもと違う様子を見ると、不安になってしまうママは少なくありません。
ぜひ今回の記事を参考に、赤ちゃんのストレスサインに気づいて対処してあげてください。
赤ちゃんにとって一番のストレス対処法は、安心できるママの存在です。