0~3歳の間はママが育てる!という意識が強い方が多いかもしれませんが、共働きの世帯が多くなった昨今では、乳児保育を利用するご家庭も増えています。
乳児保育では日常生活の基礎習慣を身につけたり、社会性を学んだりと赤ちゃんにとってもメリットも多いもの。
今回はどんなことをするのか気になる、乳児保育のついてお伝えしていきます。
この記事の目次
乳児保育とは
3歳児までの子どもが利用できる乳児保育。
何歳から利用できるのか?保育士の数は?利用時間は?など気になるところもたくさん!
一般的な乳児保育の目安はこちらです。(自治体や保育園・幼稚園ごとで異なります)
0歳から利用できるの?
共働き世帯が半数を占めるといわれており、乳児保育を利用するご家庭も増えています。
0歳児の受け入れ開始時期は大きく分けて
- 生後57日目以降
- 生後3カ月以降
- 生後6カ月以降
と設定されています。
出産をした女性は産後8週間休業することが労働基準法で定められていることから、生後57日以降の受け入れをする園が多いようですね。
子ども3人に1人以上の保育士が担当する
3歳児以上の子どもが通う幼稚園や保育園では、子ども20人に対して1人以上の保育士が担当しますが、
乳児保育の場合、
「0歳の子どもの場合、子ども3人に保育士1人以上」
「1歳から2歳の子どもの場合、子ども6人に対して保育士1人以上」
と設置することが国より定められています。
乳児保育では少人数ごとに保育士が担当するため、子どもに目が行き届きやすく、利用するママにとっても安心ですね。
乳児保育の利用時間は?
乳児保育の利用を考えるママにとって、何時から何時まで利用できるのかも気になるところではないでしょうか。
こちらもそれぞれの園で異なりますが、目安としては7時30分から18時30分位までの園が多いようです。
乳児保育での過ごし方
0歳児
睡眠時間が必要な0歳児の場合、午前と午後の2回、昼寝の時間をとる園がほとんどです。
午前中はベビーカーにのせて園の近くに散歩に出かけたりして、いろんなものを見て・触れて・感じる体験ができます。
室内では、手や足を使ったリズム遊びや積み木・粘土などを使った遊びなどをして過ごします。
また、ミルク・離乳食などもそれぞれに合わせて作ってくれます。
保育士さんがミルクをあげたり、オムツをかえたり、昼寝をしてくれるので、安心ですね。
1歳児
1歳になると、午前中の睡眠をとらなくなる子も多くなり、午後の昼寝で1~2時間と長めにとるようになります。
また、歩くことができるようになり、遊びの種類も増えてきます。
自宅ではスペースに限りがあって難しいマット遊びやボール遊びなども、園では広々とした空間で体を動かせるので子どもたちもいっぱい遊んで過ごします。
トイレトレーニングの練習も保育士が積極的に取り組んでくれるので、おうちでもスムーズにトイレトレーニングが進むようです。
2歳児
2歳も1歳と同じく、昼寝は午後に1回、1~2時間ほどとります。
園庭で走り回ったり、砂場で遊んだり、近くの広場や公園に散歩に出かけたり、お友達とままごとなどをして遊んだりもします。
2語以上の言葉が増えてくる2歳児は保育士が遊びながら会話をして、多くの言葉を学んでいきます。
乳児保育でのメリット
乳児保育を利用したことのある先輩ママたちは、こんなメリットを感じているようです!
生活のリズムを整う
乳児保育では一日の流れが決まっています。
「この時間は寝る時間」
「この時間は遊ぶ時間」
「この時間はご飯を食べる時間」
と決まった時間に行動するため、生活のリズムが自然と身についてきます。
赤ちゃんにとってすこやかな成長のためにも生活のリズムはとても大切です。
早く起きて園に行き、しっかりとした生活のリズムで過ごすことがおうちでの夜の眠りにもつながるでしょう。
基礎知識が身につく
園では日常生活における決まりごとなどもしっかりと教えてくれます。
- 「おはようございます」「さようなら」のあいさつ
- 「いただきます」「ごちそうさま」などの掛け声
- トイレの後や食事の前、遊んだあとの手洗い
- 暗い部屋で布団に入って目をつぶれば眠くなる
など、どれも大切な基礎知識です。
保育士のあたたかいサポートや周りのおともだちの様子を見ながら、しっかりと学んでいける環境といえます。
トイレトレーニングもできる
園では歩けるようになったら、少しずつトイレトレーニングを始めます。
保育士が子ども一人一人に合わせたトイレへの誘導・排せつの仕方などをゆっくりと時間をかけて教えてくれるので、とても心強いです。
トイレトレーニングは園と自宅、両方で行うことが大切なので、保育士と情報を連携しながらするのが成功のポイントといえます。
社会性が芽生える
乳児保育では同じ年齢の子どもや保育士など、いろいろな人と交流をもちます。
多くの人と関わりをもつことで、おうちで過ごしている子どもよりも早く社会性が芽生えます。
小さいうちから集団で生活するなかで、積極性・行動力などが養われるのも頼もしいところです。
ママの仕事の手助けになる
育休をとっているママにとって、仕事を続けるべきか?仕事をやめて育児に専念せざるを得ないか?を悩むことでしょう。
乳児保育を利用すれば、今までのキャリアを捨てずに仕事を続けられます。
園にいる間は頼りになる保育士に任せて自分の仕事に打ち込めるのが、なによりも心強いですね。
保育士と赤ちゃんの情報を共有しつつ、信頼しあえる関係を築くことが、仕事と育児の両立にもつながります。
今回は乳児保育について、お伝えしました。
担当の保育士がそれぞれの赤ちゃんのペースに合わせて対応してくれるので、大切のお子さんも安心して任せられますね。
ママがお仕事の間は、保育士がしっかりとサポートしてくれます。
育休をとって今後のキャリアをどうしようと悩むママも、乳児保育をぜひ検討してみてくださいね。