赤ちゃん時代をすぎた2歳頃、起きている時間も多く活発になりつつ、でもまだ意思の疎通が難しい…と、赤ちゃん時代とはまた違った大変さがやってきます。
家事の時やお出かけの際に、どうしても子どもだけに構ってあげられないこともありますよね。
そんなときにどうしているのか?他のママに聞いてみると、スマホの力を頼っているとか。
実際、現代育児においてスマホの力は欠かせません。
でも、スマホ育児ってどうなの?とちょっと不安になるママも多いかと思います。
今回は世間のスマホ育児の状況とともに、スマホ育児のメリット・デメリットについてお伝えします。
この記事の目次
スマホ育児っていいの?悪いの?
育児中にスマホを使う割合
0歳から6歳までのお子さんをお持ちのパパ・ママに、スマホ育児の状況についてお聞きしたところ、約8割のご家庭でスマホ育児をしているとのこと。
また、約2割のご家庭では、スマホ育児をしたくない・スマホ育児はあまりしたくないという結果になったそうです。
では子どもが何歳になってからスマホを見せているかを調べてみたところ、このような内訳になっていました。
- 0歳 11%
- 1歳 24%
- 2歳 23%
- 3歳 12%
- 4歳 8%
- 5歳 3%
- 6歳 3%
やはり3歳までのお子さんへスマホ育児をしている割合が多いようですね。
3歳を過ぎてくると、子どもとママの間での意思の疎通もできるようになり、スマホの力を借りる必要がないという声も多く聞かれます。
スマホ育児に対するママの本音
小さいお子さんにスマホ育児をしているママの本音を聞いてたところ、
「小さいうちからスマホを見せても大丈夫かしら?」
「家事の途中で子どもにかまってあげられないときは便利!」
「病院や電車内などのお出かけのときに、スマホをみせてあげるとおとなしくしてくれるので助かる」
「スマホをみることで目が悪くなるのではないだろうか不安」
など、肯定的にも否定的にも、それぞれ意見があるようです。
スマホ育児のメリットとは
では実際に、スマホ育児ではどのようなメリットがあるのでしょうか。
手が離せない時もスマホが子守りをしてくれる
3歳までのお子さんは、いつでもどこでもママのそばにピッタリ!どこに行くにもついてきます。
ママにとってうれしい反面、火事で忙しいとき、特に火を使うときにはそばにきてほしくないものです。
そんなときに、スマホがあれば大助かり。
お子さんの好きなアプリをみせてあげるとママの代わりに子守りをしてくれます。
言葉や文字を覚える
スマホアプリの中には、ひらがなやカタカナ・アルファベットなどを使ったものもたくさん。
文字に目・鼻・口・手足などがついて動きまわるので、私たち大人が見てもとても楽しく感じられます。
子どもも興味を持ってみるので、ママやパパが教えてもいないのにアルファベットを言えるようになったり、書けるようになったりするお子さんも多いようです。
スマホ育児のデメリットとは
ただ、もちろんスマホ育児はいいことだけではありません。どのようなデメリットがあるのでしょう。
目に影響を与える
スマホの画面を見るとき、まばたきの回数が減ってしまい、目のピントを調整している筋肉が緊張した状態になってしまいます。
この状態が長く続いてしまうと、目を必要以上に酷使してしまうので、視力の低下につながってしまう可能性があるのです。
6歳までの間は、両目で物をバランスよくみることや目のピントを調整する機能が育つ時期。
スマホ育児をする際は目の成長に影響を与えない程度、1回あたり15分までにするのがベストと言われています。
子どもが夢中に見ているからといって、だらだらと長く見せないようにしてくださいね。
スマホに依存してしまう
一日中家事に育児に大忙し、そんなときに子どもがスマホを見ていてくれると楽に感じることもあるでしょう。
でも、お子さん一人にスマホばかり長時間見せていると、スマホがないと大泣きしてしまう、いわゆる依存状態になってしまうことも。
また、ママやパパとのコミュニケーション不足にもつながります。
子どもはどんどん大きくなり、ママとの時間は少なくなるものです。
そのときに後悔しないためにも、お子さんと過ごせる大切な時期がスマホ頼りにならないようにしましょう。
スマホ育児のポイント
使う際は、区切りをつける
子どもがスマホに見ていると、ママもパパも自分の時間ができて楽、ついダラダラと見せてしまいがちですが…。
スマホ任せにしてしまうと、子どものコミュニケーション能力もさがったり、スマホがないと泣きわめいたりと大切な成長段階に支障をきたすこともあります。
スマホを子ども一人で見せるのは、お皿を洗う朝の10分だけ…など、区切りをつけるようにしてどうしても手が離せないときだけにしたいですね。
時間を決める
スマホアプリを使って文字や言葉を学ぶのもあり!
スマホを子ども一人で見せるのではなく、ママも一緒に見て言葉をかけてあげましょう。
「あ!今、アルファベットのAが通りすぎたね。」
「カタカナのシとツは似ているね。」
など、どんなことでもOK!
ママといっしょに見る時間は子どもにとっても楽しい時間になり、アルファベットや文字もどんどん覚えていきますよ。
今回は、昨今話題のスマホ育児についてお伝えしました。
スマホがあれ子守りにもなるし、文字や言葉を覚えるなどのメリットもありますね。
でもその反面、スマホに依存してしまう、パパやママとのコミュニケーションが少なくなってしまうなどのデメリットもあるでしょう。
スマホ育児は時と場所に合わせて、使い分けることが大切です。
スマホだけにお子さんを任せてしまうのではなく、親子で楽しく文字や言葉を学ぶ・どうしても子どもだけにかまってあげられない時に短時間だけ使うなど、上手に活用してみてはいかがでしょうか!