かわいい我が子といえど、24時間一緒にいると、子育てがしんどい、辛いと思うママは多いのではないでしょうか。
辛いのに具体的に何が辛いのかが自分でもよくわからないなんてこともよくあります。
しかし、人に相談したくてもなにがどう辛いのか自分でわからないと相談しにくいもの。相談しても理解してもらえないと余計につらくなってしまいます。
そこで、まずは自分が「育児が辛い」と感じる原因について考えましょう。
今回は子育てがしんどいと思う原因を年代別に紹介します。
旦那さんやご両親にうまく説明できなくて悩んでいる方は、このページを見せてしまうのも手ですよ。
この記事の目次
育児はなぜ辛いの?
「子育てが辛い」と思っても、それを素直に口に出すことはできますか?
「育児はママがするもの」「母親なんだから」という固定観念が頭をよぎるママは多いのではないでしょうか。
この考え方はどうしても多くの人がもつもので、それがママ自身を苦しめる原因でもあります。
どうしてママに負担が寄ってしまうのか?
パパが仕事の間、ママは子どもとずっと一緒にいることになります。
「ワンオペ育児」という言葉があるように、パパの仕事が忙しくママが1人で育児を行っている家庭も多いでしょう。
そのため、ママは育児と家事の両立で大変な状況に。休みたいときに休むことができず、1人でホッとする時間をもつことも難しいですね。
子どもが寝ている間に家事をやって、自分のことは後回しになりがちです。
そんな状況から、「育児よりも仕事の方が楽」と思うワーママも多く、子育ては子どに合わせないといけないことが理由のひとつといえるでしょう。
【年代別】子育てが辛い原因①乳幼児期
0~2歳の乳幼児期に子育てが辛くなる原因を見ていきましょう。
この時期は子どもの成長・発達が著しく、ついていくだけでも大変です。
子育てママが特に辛い!と感じること
- 授乳やオムツ交換で寝不足
- 何をしてもぐずっている
- 夜泣きがひどい
- 言葉で説明してもわかってくれない
- 相談相手がいない、協力者がいない
- 1人の時間がない
- 家事まで手が回らない
- トイレトレーニングが上手くいかない
- 社会と切り離された疎外感
これらが乳幼児期にママが抱えやすいストレスの原因です。
出産後、ママは自分の体を休ませる時間もなかなかないままに子育てがスタートします。
慣れない子育てに加えて夜中の授乳やオムツ交換で寝不足になることも。
そんな中パパの協力が得られないと、ママは心身ともに辛い状況になってしまいますね。
育児だけでなく料理・掃除・洗濯といった家事も行うと、いっぱいいっぱいになるのは当然のことです。
乳幼児期は育休中や出産前の退職で仕事をしていないというママもいるでしょう。
そうなると、大人と話をする機会がなくなり、社会と切り離された気持ちに陥ってしまうこともあるのです。
【年代別】子育てが辛い原因②保育園・幼稚園の時期
3~6歳になると大人の言っていることが理解できるようになります。
そんな保育園・幼稚園の時期に子育てが辛くなる原因を見てみましょう。
子育てママが特に辛い!と感じること
- 子どもが反抗的になることがある
- 勝手な行動をとることが増え、感情的になってしまう
- ママ友との付き合い
大人の言葉がわかるようになり、子ども自身も言葉で主張できるようになります。
そのため、ついママに対して反抗的になってしまうことも増える時期。
実はこの時期の反抗は、子どもの成長にとって大切なもの。しかし、ずっと一緒にいるママにとってはとても辛いものなのです。
子どもに対して優しいママでいたい、寛大な心で接してあげたいと思っているママも多いのではないでしょうか。
そんなママの気持ちに反して、親の言うことを聞いてくれない子どもにイライラしてしまうこともあるでしょう。
気持ちが高ぶって怒鳴ったり、子どもに対して感情的な態度を取ってしまうこともあるかもしれません。
この理想と現実のギャップが、ママの子育てをしんどくさせてしまうのです。
そして、それは自分だけではないか?他のママはもっと優しく接しているのではないか?と思ってはいないでしょうか。
また、保育園・幼稚園時期になると、ママ友との付き合いができてきます。これにもストレスを感じるママは多いです。
そして、乳幼児期と同じく「1人の時間がない」「協力者がいない」という辛さが継続する場合もあります。いつの時期でも、この悩みは尽きないですね。
【年代別】子育てが辛い原因③学童期
子どもが成長していっても、ママの子育ての悩みはあります。
次は、学童期の子育ての辛さの原因を見ていきましょう。
子育てママが特に辛い!と感じること
- ママ離れが始まり、より反抗的になる
- 周囲からのプレッシャー
- 勉強や生活習慣の心配
小学生になると、いよいよ勉強が始まります。
「宿題やった?」「テストどうだった?」「忘れ物はない?」と心配でつい声をかけたくなってしまうのでしょう。
しかし、そんなママの心配をよそに子どもはママに反抗的な言葉や態度をとりがちです。
これも成長の証ではあるものの、「心配で言っているのに!」と感情的になったり、愛情をわかってもらえない…というのがストレスになるようです。
また、この頃は学習や成長に対する個性がより大きく出始める時期。
数字など目に見える形になってくることで、プレッシャーを感じるママも多いようです。
今回は子育てがしんどいと感じる悩みの原因についてご紹介しました。
子どもの年代別に見ていきましたが、どの時期でもママが1人の時間をもつことができない、相談相手や協力者がいないという悩みを抱えやすいです。
ママは「母親だから」という強い責任感を持ちやすいです。
さらに、「何かあると母親のせいになる」という気持ちを抱えることもあるでしょう。
そんな思いから、子育てがしんどいと思い、やめてしまいたいと悩んでしまうのです。
なぜかしんどい、理由ははっきりしないけど辛いというママはぜひこの記事を参考に悩みの原因を突き止めてください。
原因を知ることで、解決の糸口が見つかるでしょう。
子どものためにいつも頑張っているあなたは、1人ではないのです。