災害時に備えた防災準備はしていますか?
赤ちゃんがいる家庭では、パパママ用としての防災グッズの他にも、赤ちゃんが使うことを想定した防災グッズを準備する必要があります。
今回は、完母の赤ちゃんのための防災準備としてミルクの準備は必要なのか?という点をあらゆる視点から考えていきましょう。
この記事の目次
完母のメリット
完全母乳育児を略して「完母(かんぼ)」と呼びます。
完母のメリットは…
- いつでもどこでも母乳を飲ませることが出来る
- 哺乳瓶やお湯などの準備が必要ない
- ミルク代がかからない
などがあげられ、完母を目指すママも多いと言われています。
完母は災害時にも強い?!
完母であれば、ママの体一つあれば赤ちゃんのお腹を満たすことが出来ます。
予測不可能な災害時でも、赤ちゃんの空腹や水分補給をすることが出来るので、その点不安要素が少なくなると思ってしまいますよね。
しかし、油断は禁物。完母であっても、災害時はまた別の話です。
赤ちゃんを守るためにも、緊急事態に備えが防災グッズを揃える必要があります。
防災グッズリストにミルクの追加を
災害時に備えて、防災グッズを準備している家庭も増えてきました。
赤ちゃんがいる場合、おむつやベビーフード、普段からミルクを飲んでいる赤ちゃんなら、ミルクの準備もバッチリだと思います。
しかし、完母にありがちなのが、ミルクの準備を忘れてしまうという点。
普段の生活ではミルクの出番はほとんどないものの、緊急時にはミルクを使う必要が出てくる可能性もありますよ。
完母でもミルクの準備が必要な理由
完母であっても、防災グッズにミルクを追加しておくことをおすすめします。
その理由はシンプル【自然災害時には何が起こるか分からない】この一言に尽きます。
ママと離れ離れになってしまうかもしれない
繰り返しになりますが、自然災害は誰もが予測不可能です。
被害を回避出来る可能性も十分にありますが、絶対大丈夫だと言い切ることも出来ません。
ママがケガをしてしまう恐れもあり、ケガの状態によっては赤ちゃんと離れ離れになってしまうことも考えられます。
母乳の量が減ってしまうケースも
母乳はいつもコンスタントに出るものではなく、ママの体調や心の状態、授乳間隔などさまざまなことに影響を受けています。
ママが栄養バランスの良い食事を摂ることが出来なければ母乳の生産も減ってしまいますし、味が落ちてしまうことも。
緊急時には、満足な食事が摂れなかったり、強いストレスを受けてしまったりすることも考えられるため、十分な母乳を赤ちゃんに飲ませてあげられない可能性もあります。
準備しておきたいミルクの種類と関連グッズ
粉ミルクより液体ミルクを
防災用としてミルクを準備するならば、粉ミルクよりも液体ミルクの方が断然おすすめです。
粉ミルクだと調乳する必要がありますし、どうしても時間がかかってしまいます。
液体ミルクだとそのまま飲むことが出来ますよ。
粉ミルクの方が良いという場合には、キューブタイプが便利です。
軽量の必要もないので、より手軽にミルクを調乳出来ますよ。
哺乳瓶は必須!
ミルクを飲ませるためには、哺乳瓶の準備も忘れずに。
使い捨て用の簡易哺乳瓶があり、哺乳瓶の消毒をする必要がないので衛生面でも安心です。
消毒用ジェルで安心
調乳する際には、清潔な手で行う必要があります。
石鹸で手が洗えないことを想定し、消毒用のジェルがあると安心。
欠かせない純水
粉ミルクを調乳するならば、調乳用に純水を準備しておくのがおすすめです。
もちろん、ミルク以外の水分補給でも飲むことが出来ますよ。
母乳を飲む赤ちゃんの注意点
ミルク拒否をする赤ちゃんも
赤ちゃんの授乳スタイルには完母と混合、ミルクのみに分かれます。
普段からミルクと母乳を飲んでいる混合授乳であれば、ミルクを飲むことにも慣れていますし、問題ありません。
しかし、完母の赤ちゃんに突然ミルクを飲ませても、ミルクを拒否してしまうケースもあるので注意が必要です。
赤ちゃんがミルクを拒否する理由は、ミルクの味が苦手だったり哺乳瓶が嫌だったりとさまざま。
普段の生活でも緊急時に備えてミルクを飲む練習をしておくようにするのも良いかもしれませんね。
また、ミルクの種類によっては赤ちゃんの体に合わないものもあるかもしれません。
アレルギーがないか、下痢や便秘にならないかなどもチェックしておくと安心です。
パパもミルクの調乳、飲ませる練習を
ミルクの調乳は意外と難しく、ママでも手順を間違えてしまうことが多いようですよ。
特に、しっかり冷ましてあげないとやけどをしてしまう危険もあるため、注意が必要です。
飲ませ方もしっかり体を支えて、乳首を赤ちゃんの口に深く入れてあげることが大切。
ママももちろんですが、授乳する機会がないパパもミルクを作ったり飲ませたりする練習をしてくださいね。
液体ミルクの場合も間違って水で薄めたりしないように説明書きをチェックしておきましょう!