「子育て支援センター」と言っても、子どもがいないときには聞いたこともないという人も多いでしょう。子育て支援センターとは、どんなことをしているところなのでしょうか。
子育て支援センターは、地域の子育ての拠点
子育て支援センターは、地域の子育て支援の拠点。地域によって「子ども家庭支援センター」「子育てひろば」など、いろいろな名称があります。子育てや子どもの預かりなどの情報提供、場所によっては親子の居場所づくりや、一時預かりなど託児などを行っているところもあります。
妊娠期から子育て期への切れ目のない支援のために、母子手帳の配布を担っている子育て支援拠点もあります。妊娠中に子育て支援センターに足を運んでもらうことで、場所を知ってもらう、スタッフと顔見知りになってもらい、産後、気軽に足を運んでもらったり、相談に来てもらえるようにという想いも込められています。
子育ての相談をしてみよう!
子育て支援センターは、子育ての相談にのってくれる場所。来所しての相談や、電話相談、場合によっては訪問して相談に応じてくれることもあります。「こんなこと聞いてもいいのかな?」というような些細なことでも、不安なことがあれば相談してみましょう。
また、多くの支援センターでは、子育て講座なども開催していますので、自分から相談するのはちょっとハードルが高い場合には、講座に参加してみるのも一つの方法です。講座で知識を得ることもできますし、支援センターの様子もわかります。託児付きの子育て講座も多く実施されていますから、子どもと少し離れてリフレッシュすることもできます。子育て講座の情報は、地域の広報紙や自治体のウェブサイト、チラシなどでキャッチすることができます。
どこに相談して良いかわからないというようなことでも、まずは支援センターに相談すると、必要に応じて、たとえば栄養状況について心配なら保健所や栄養士さんへ、発達障害なら発達障害者支援センターを紹介してくれるなど、専門機関などにつないでくれます。
親子の居場所作りや仲間作りのお手伝いも
初めての子育て中、特に生後半年ごろまでは、赤ちゃんと外出することも少なく、孤立感を感じるママも少なくありません。子育てひろばでは、赤ちゃんの年齢に応じたグループ作りも進めていますから、参加してみるのもおすすめです。
同じ年齢の赤ちゃんとママが集まると、同じ年齢でも、赤ちゃんの成長や反応・行動が違うことがわかります。赤ちゃんへママがどんな風に接しているのかも参考になります。ママ同士おしゃべりしたり、困っていることを共有したりすることは、ストレス発散にもなります。親子がいる場所に積極的に参加してみましょう。
地域の子育て支援センターを積極的に利用してみましょう。