子どもの足はグングン成長していきますね。「すぐに履けなくなってもったいないし、大きめの靴を」と思うママがいるかもしれませんが、靴は足の発達をサポートする道具でもあります。どんな風に子ども靴を選んだらいいのでしょうか。
その1 足をしっかり支えられるもの
重要なポイントは、足をしっかりと支えられるもの。歩き始め、よちよち歩きの赤ちゃんは特に、足首を支え立つ、歩くことをサポートするような靴を選びましょう。足の甲をホールドするようなタイプがおすすめです。大きすぎる靴や、足の甲を固定しない靴だと靴の中で足がぐらぐらして、歩くときに足が定まらなくなったり、靴を引きずるような歩き方になることもあります。歩き方自体にクセが付いてしまい、疲れやすい歩き方になることもあります。 自分の重心を足で支えることができ、しっかり歩くことができるように、面テープやひもなどで足の甲をしっかり固定できる靴を選びましょう。特に乳幼児の場合は、足首をしっかり支えてくれる、ハイカットタイプの方がおすすめです。
その2 靴底がしっかりしていて、曲がるもの
赤ちゃんは足裏が柔らかいので、靴底が堅い靴をはかせることに抵抗があるママもいるようです。でも逆に、やわらかい靴では地面にしっかり立つことが難しくなります。歩き始めたら足をしっかり支えるために、靴底がしっかりしているものを選びましょう。かかと部分に芯が入っているタイプだと、ぐらぐらしている足をサポートする役目をします。 つま先が適度に反っているか、柔軟性があるかどうかもチェックポイント。子どもが歩いて地面を蹴るときに、靴底の反りと反発が歩みをサポートしてくれます。
その3 大きさは約1cmの捨て寸が目安
靴選びには、試着が欠かせません。メーカーや靴の種類によっても、サイズ感や履き心地が違いますから、成長が著しい子どもの場合は、必ず試着して靴を選びたいものです。 靴を履いたらかかとを合わせて、つま先の余裕(捨て寸)が約1cm弱あるか確認しましょう。この余裕があることで、歩いたり走ったりするときに、足の指を動かし、踏ん張ることができます。
乳幼児の足のサイズは、どんどん大きくなります。特に暖かい季節はぐんと成長することがありますから、4~6カ月くらいごとに、靴の大きさをチェックしましょう。幼児靴の専門店などでは、靴選びの専門家シューフィッターがいるところもあります。相談しながら選べるので、おすすめです。