1歳を過ぎると、赤ちゃんは立つことや言葉を理解し始めたりと、徐々に幼児へと成長する過程を歩むようになります。
育児休暇中のパパママにとっては、お仕事に復帰するタイミングでもあり、少しずつ自分でできることを増やしてあげたくなる時期でもありますね。
とはいえ、実際1歳になった子どもが、どんなことができるようになるのか?はわからない方も多いかと思います。
そこで今回は、1歳児がどこまでできることは増えるのか、をお伝えしていきます!
この記事の目次
1歳児はどんなことができるようになる?
24時間サポートが必要だった赤ちゃんも、1歳を過ぎる頃には自分から動き始めたり、色々できることが増えてきます。
具体的には、下記のようなことができるようになるといわれています。
- 立ち上がりや伝い歩きなどを覚え、歩き始める
- 物がつまめるようになる
- 食器を持てるようになる
- ぶーぶー、まんまなどの単語を理解し始める
- バイバイ、イヤイヤなどの動作を覚えて真似するようになる
- 嫌なことや物に拒否する動作をするようになる
- 音を聞き取りなんとなくリズムを取るようになる
- 指差しができるようになり、欲しいものや気になるものを教えてくれるようになる
- 乳歯が生え始めるため、離乳食を食べ始める
- 早い子は、パパママなどの単語を発せるようになる子も
このように、1歳を過ぎるとできることが大幅に増えるようになり、赤ちゃんの世界が大きく広がるようになります。
できたら褒める、できなくても焦らない
ただ、赤ちゃんの成長には基本的に個人差があるため、少しのんびり屋で覚えるのが遅いお子様も多くいます。
自分のお子様が教えてあげてもなかなかできないということがあっても大丈夫。
少し経ったら意外とできるようになっていることもよくあります。
パパママともに思いつめすぎず、お子様のチャレンジにのんびり付き合ってあげてくださいね。
もちろん、この時期じゃないと出会うことのできない達成感もたくさんありますので、できることが増えたときは、ぜひいっぱいほめてあげましょう!
できることを増やしてあげるためには
他のお子様と仲よく遊ぶためにもできることは早めに覚えておきたいもの。
とはいえ、無理にやらせようとするのは、パパママも辛くなってしまいます。
お子様の健全な発達のためには、やはり遊びながら楽しく覚えていくのがよいでしょう。
まずは、定番の絵本の読み聞かせ。
絵本には種類がありますが、今は1歳児向けの単語中心のかんたんな絵本もたくさんありますので、そういったものを読み聞かせしてあげるとよいでしょう。
絵本を読んでもらうことで言葉を覚えるだけでなく、親子のコミュニケーションがとれるため言葉の発達を促すことにつながりますよ。
また、歩けるようになったり、物をつかむことができるようになるので、外遊びを解禁するのもいいでしょう。
砂場でお団子を作ってあげたり、シャボン玉を作って飛ばしてあげたりすれば、赤ちゃんも興味を持って触ったり遊んだりしてくれます。
好奇心を刺激するだけでなく、運動をして足腰の筋肉を鍛えるのにも役立ちます。
室内遊びをする場合は、お子様と手をつなぎながら一緒に歩いたり、ボールやペットボトルを転がしてコロコロ遊びをしたりするのもいいですね。
1歳は、しつけもスタートする年齢
パパママのことをしっかり認識し、言葉を覚え始める1歳。
同時に、1歳は物事の善悪を少しずつ理解し始める年齢でもあります。
ダメなことは根気よく
まだまだ可愛い年ごろなので、怒るのはちょっとかわいそう……と思ってしまいますが、子どもが悪いことをしたら、真剣に向き合って「●●は危ないから、▲▲しようね」と諭してあげるようにしましょう。
躾のさいは必ず、お子様の目を見ながらいつもと違うトーンでダメなことをしっかり伝えることが大切です。
もちろん、まだ小さい子どもなので、好奇心に耐え切れずにいたずらを繰り返したりすることもよくあります。そのため、覚えるまでは繰り返し教えてあげる必要があります。
同じことで何度も怒ると疲れると思いますが、パパママで交代したりしながら、根気よくお子様に付き合ってあげましょう。
あいさつも教えてあげる時期
1歳児は、「パパ」「ママ」のほか「ねんね」「まんま」「ぶーぶ」などなど、耳で聞いた言葉を少しずつ話し始める準備ができてきます。
そのため、幼稚園や保育園に入る年齢になる前に、しっかりコミュニケーションの基礎を作っておきましょう。
例えば、「おはよう」「いただきます」「ありがとう」といった挨拶。
単語と違って音が複雑なため、1歳からすぐに使いこなすことは難しいですが、何度も聞いているうちに刷り込みで意味を覚えてくれるようになり、年齢を重ねて言葉の発達が進めば自分でも自然と口にするようになります。
しつけで大切なのは、繰り返し教えてあげることです。
1歳児は発達に個人差が大きく出やすいため、他のお子様ができることでも、我が子ができないということもよくあります。
お子様のできることとできないことを把握し、焦らずに楽しみながら教えてあげましょう。
今回は、1歳児ができることやどんな躾けが必要かについてお伝えしました。
赤ちゃんは1年で大きく状態が変化します。ママにべったりだった子が一人で歩き始めたり、離乳食を食べ始めたり、意思表示し始めたり…日々目まぐるしい変化が訪れるものです。
お子様の健全な成長のために、できることを尊重してあげるだけでなく、ダメなことも少しずつ教えてあげてくださいね。