赤ちゃんの成長・発達はママにとって楽しみである一方、不安になることも多いのではないでしょうか。
「うちの子はまだつかまり立ちをしない…」
そんな不安を抱えているママは、実は少なくありません。
今回は、そんな赤ちゃんのつかまり立ちについてご紹介します。
つかまり立ちの練習もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
この記事の目次
赤ちゃんはいつからつかまり立ちをするの?
つかまり立ちは、早い赤ちゃんで生後6か月頃からできるようになる場合があります。
そして、1歳までに9割の赤ちゃんがつかまり立ちができるようになるといわれています。
だいたい生後10か月前後にはじめてつかまり立ちをした、という赤ちゃんが多いでしょう。
寝返りをうつようになると、だんだん腰の筋肉が発達してきます。
そして、ズリバイをするようになり、ハイハイで自分の行きたいところへ移動するようになるのです。
すると、腰だけでなく足の筋肉も発達し、自分の体重を足で支えられるようになります。
それでも最初は何にもつかまらずに立っていることはできません。
そこで、赤ちゃんはつかまり立ちをして足で体重を支えられるようにしていくのです。
赤ちゃんの発達には個人差がある
赤ちゃんがつかまり立ちをする時期は生後10か月前後が多いとご紹介しました。
しかし、これはあくまでも「目安」です。
必ずしも生後10か月前後でつかまり立ちをするという訳ではありません。
また、寝返りやズリバイ、ハイハイも目安の時期はありますが全ての赤ちゃんが同じように発達する訳ではないのです。
1歳でズリバイの赤ちゃんもいれば、生後6か月でつかまり立ちをする赤ちゃんもいます。
また、ハイハイをしないうちにつかまり立ちをする赤ちゃんもいるのです。
つまり、赤ちゃんの発達には個人差があり、目安通りにいくとは限らないということです。
なかなかつかまり立ちをしないと不安になってしまいますが、個人差があるため心配しすぎる必要はありません。
健診で発達を見ているので、そこで遅れを指摘されなければ長い目で見守ってあげましょう。
つかまり立ちは練習できる?
個人差があるとはいっても、つかまり立ちは練習できるのか気になるママもいるのではないでしょうか。
ここでは、赤ちゃんのつかまり立ちの練習方法をご紹介します。
目線よりも高いところにおもちゃを置く
赤ちゃんは、興味のあるものを取ろうとして動くことが多いです。
それは、ズリバイやハイハイをする赤ちゃんを見ればよく分かるでしょう。
赤ちゃんがつかまり立ちをするのに丁度いい高さ(低めのテーブルの上など)におもちゃを置き、自分で取るように促してみましょう。
音の鳴るおもちゃを置き、ママが鳴らしてあげるのもいいですね。
ママの手につかまるように促す
ママが座った状態で、ママの手につかまるように促す練習方法もあります。
「こっちにおいで」「ママの手タッチして」と赤ちゃんを呼びます。
そして、赤ちゃんの目線よりも高いところにママの手をもってきて、つかまり立ちを促してみましょう。
ママの手を触ろうとして、赤ちゃんが足に力を入れることが大切です。赤ちゃんの脇に手を入れて立たせてあげる方法もありますが、まずは赤ちゃん自身で立つことを促しましょう。
つかまり立ちの練習になるおもちゃを使う
つかまり立ちの練習ができる知育おもちゃもあるので、赤ちゃんが興味を示す場合は使ってみるのもいいですね。
つかまり立ちの練習をする際、ママが焦ったりイライラしたりしないことが大切です。
個人差があるため、赤ちゃんとの遊びの1つとして取り入れるようにしてください。
そして、立とうとする赤ちゃんをたくさん褒めてあげましょう。
つかまり立ちをするようになったら注意することは?
赤ちゃんがつかまり立ちをするようになっても、まだ足だけで自分を支えられる訳ではありません。
筋肉の発達もこれからですし、バランスもまだまだ取ることができません。そのため、すぐに転んでしまうことも少なくありません。
ハイハイをしているときもテーブルの角にぶつかるなど、心配は尽きないでしょう。
つかまち立ちをするようになったら、その後は伝い歩きをするので赤ちゃんの移動の幅はどんどん広がります。
赤ちゃんのけが防止のために、テーブルやテレビ台の角にガードをするなど対策を行いましょう。
そして、つかまり立ちをするようになったら、赤ちゃんの目線がこれまでより高くなることを忘れてはいけません。
赤ちゃんが口に入れると危険なものは、より高い位置に置くようにしましょう。小さいものや洗剤、タバコなどは要注意です。
今回は、赤ちゃんのつかまり立ちについてご紹介しました。
つかまり立ちは生後10か月前後でできる赤ちゃんが多いですが、もちろん個人差があります。
「うちの子遅いかも…」と不安になる必要はなく、長い目で見守ってあげましょう。
赤ちゃんとの遊びの1つとして、つかまり立ちの練習をすることもできます。
赤ちゃんの興味・関心を引き出しながら、つかまり立ちの練習をしましょう。
焦りは禁物ですが、赤ちゃんとの時間を楽しみながら、できるようになったことはたくさん褒めてあげてくださいね。