風邪やインフルエンザが流行する時期、マスク姿の方を多く見るようになりますよね。
風邪を引かないようにと注意を払っていても、時には引いてしまうもの。
私たちが予防のためマスクを使うように、赤ちゃんにもマスクを使えたら…と思ったことはありませんか?
調べてみると、実は赤ちゃんマスクはあるんです。
使用方法を知っていると、赤ちゃんも安全にマスクを使うことが可能になりますよ。
今回は、赤ちゃんマスクの特徴や対象年齢、気をつけたい点についてお伝えします。
この記事の目次
赤ちゃんマスクとは?
赤ちゃんマスクは、ママが使っているマスクとは少し違うんです。
その違いとガーゼマスクについてお伝えします。
管理しやすい使い捨てマスク
1回限りの使用になりますが、使い終わったら捨てるだけで良いので、管理がしやすいのが使い捨てマスク。
赤ちゃんや幼児に人気のキャラクターや動物の描かれたマスクが、育児用品メーカーから販売されています。
大人や子ども用のマスクと違う点は、以下の3つ。
- 鼻のところにワイヤーが入っていない
- 鼻や口に張りつかないよう、ドーム型・立体型になっている
- 肌触りがよく、耳ひもが柔らかい
赤ちゃんが楽に装着できるよう、そして肌に刺激を与えないように考えられているんですね。
ガーゼマスクもあります
また、オーガニックコットンを使用したガーゼマスクも販売されています。
ガーゼマスクは洗濯する必要があるため管理に手間はかかりますが、赤ちゃんの肌にやさしい素材であることが特徴。
使い捨てマスクと同じように、鼻や口に張りつかないようドーム型や立体型のマスクもあります。
そして、かわいい生地のガーゼマスクもあるので赤ちゃんのコーディネートも楽しめますよ。
いつ頃から使えるの?
赤ちゃんの肌にやさしくて、大人と同じように使い捨てマスクとガーゼマスクがあることがわかりました。
それでは、赤ちゃんマスクはいつ頃から使ってよいのでしょうか。
使い捨て用赤ちゃんマスクを見てみると、使用できる対象年齢をメーカーが表記しています。
年齢に合わせたマスクを選びましょう。
一方、ガーゼマスクは「学童用」や「給食用」という表記で販売されているマスクは見られますが、対象年齢を明確に表記したものは少ないようです。
ネット通販を見てみると、かわいい柄のガーゼマスクを販売している店舗もあります。
詳細ページを確認すると対象年齢やサイズを確認できるので、適切なサイズのマスクを選びましょう。
マスクを使うときに気をつけること
赤ちゃんマスクを使うときに気をつけたい点は、「赤ちゃんが苦痛を感じていないか」ということ。
風邪やインフルエンザを予防することも大切ですが、使用方法を間違えてしまうと呼吸困難や窒息のリスクが高まるからです。
そのうえで、気をつけたい点をお伝えします。
大人の目が届く範囲で使う
一番大切なことは、「大人の目が届く範囲でマスクを使う」こと。
赤ちゃんを呼吸困難や窒息から守るために最も重要なことになります。
特に注意したい場面は、以下の2つのシーンです。
■風邪を引いているとき
赤ちゃんに咳や鼻水・鼻づまりといった風邪症状が見られているときにマスクを使用する場合、赤ちゃんから目を離さないようにしてください。
咳による吐き戻しや、鼻水・鼻づまりによる窒息のリスクがあるからです。
■寝ている時や抱っこしている時には使わない
抱っこしているときは、ママの胸に顔をうずめるような仕草で眠る赤ちゃんもいますし、ベビーベッドで寝ているときも、寝返りを打って「うつぶせ寝」になることがあるので注意。
こちらも、呼吸困難や吐き戻しによる窒息のリスクが高まります。
理想は「赤ちゃんがマスクを外せるようになってから」
大人でもマスクが苦手という人もいますから、赤ちゃんも慣れるまではマスクを嫌がって外したりする姿を見せるでしょう。
マスクを着けている赤ちゃんと、おもちゃ等を使って遊んでみましょう。
マスクを気にせず遊べるようになったら、「マスクを着けて過ごすことができる」ということになります。
逆に、嫌なときは赤ちゃんがマスクを外す・外したがる仕草を見せてくれることも大切な反応。
嫌だと反応を示すことこそ、赤ちゃんマスクを安全に使うための通り道となるんです。
バギーマスクを知っていますか?
赤ちゃんがマスクを嫌がるので使えない…というママにお伝えしたいのが、「バギーマスク」です。
その名の通り、ベビーカーやバギーに装着できるマスクのこと。
使い捨て用マスクと同様に、フィルターの役目を果たしてくれます。通気性も保たれているため安心です。
赤ちゃんの様子が見れるよう、窓も作られていますよ。
使い方は、ベビーカーやバギーにバギーマスクを被せて、たるみやすき間ができないよう調整して結ぶだけ。簡単ですね。
使用期間は、衛生上の観点から連続使用で1週間程度と表記されています。
汚れが目立つ場合は、新しいものに取り替えましょう。
手洗い・うがいも忘れずに
風邪やインフルエンザを予防するため、赤ちゃんにもマスクが使えることがわかりました。
安全に使うためにも、目の届く範囲で使いましょう。
しかし、風邪やインフルエンザを予防するためには、まず、手洗い・うがいといった感染予防が基本になります。
赤ちゃんの手を洗ったり拭くことはもちろん、パパやママも手洗い・うがいを行ってから赤ちゃんにマスクを着けてくださいね。