花粉症シーズンになると対策をする大人も多いでしょう。
赤ちゃんでも花粉症になる場合がありますが、冬から春生まれの子は要注意です。
今回は赤ちゃんの花粉症対策について詳しくご紹介します。
冬から春生まれのべビママさん必見です。ぜひこれを読んで花粉から我が子を守ってあげてくださいね。
この記事の目次
冬から春生まれの赤ちゃんは要注意!?
生まれたばかりの赤ちゃんも花粉症になる可能性があります。
花粉の許容量をオーバーしたときに体の中で起こるアレルギー反応が花粉症。
つまり、赤ちゃんだって花粉の許容量がオーバーすると花粉症になるということですね。
冬から春に生まれた赤ちゃんの場合、同じ年齢であっても夏生まれや春生まれの赤ちゃんのよりも花粉症のシーズンを1回多く経験することになります。
そのぶん、同じ1歳でも冬から春生まれの赤ちゃんの方が花粉症になることが多いのです。
大人でも辛い花粉症のシーズン。冬から春生まれの赤ちゃんがいるママは、ぜひ一足早く花粉症対策をして花粉から我が子を守ってあげてください。
鼻詰まりから副鼻腔炎になるケースもあります
赤ちゃんの花粉症の症状は、大人と同じように鼻水・くしゃみ・鼻づまり・目の充血・目のかゆみです。
鼻水が鼻の外に流れてくるようなら、ママがこまめに拭くことで解消できます。しかし赤ちゃんの鼻の穴は小さく、鼻水が溜まりやすくもあります。
そして、大人のように鼻水をかむことができません。
鼻の奥には副鼻腔というところがあるのですが、鼻水が体の外に出せず溜まると、副鼻腔炎(蓄膿症)を引き起こします。
副鼻腔に膿が溜まるもので、ひどくなると鼻づまりや痛みが出てきてしまいます。
そして、もうひとつ中耳炎にも注意が必要です。
中耳炎は耳の鼓膜よりも奥の中耳に水が溜まるもので、こちらも鼻水を体の外に出せず溜まることで引き起こします。
中耳炎の症状は、音が聞こえにくくなる・耳が痛くなるというもの。副鼻腔炎も中耳炎も赤ちゃんにとって辛い症状ですね。
赤ちゃんに優しい花粉症対策
①外出に気を付ける
花粉症対策には、まず花粉に触れないようにすることが大切です。
しかし、花粉症シーズンにずっと家の中にいるわけにはいきません。家にこもっていては、赤ちゃんもママもストレスが溜まってしまいます。
そこでまず、赤ちゃんと一緒に外出するときには、花粉が多くない時間帯を選びましょう。
花粉は重みでだんだん地面の方へ落ちてくるので、昼過ぎから夕方にかけて多くなります。
そのため、午前中のうちに散歩や買い物などの外出をすれば、赤ちゃんが接する花粉の量が少なくてすみます。
また、外出すると服などに花粉が付着して、家の中に花粉を持ち込むことになります。家の中に入る前に花粉を落とすようにしてくださいね。
ナイロンやポリエステルのようなツルツルした素材は花粉が付きにくく、払えば簡単に落とすことができます。
赤ちゃんの上着の素材も気を付けてあげれば、花粉が付きにくくなりますよ。
花粉症シーズンには、天気予報やネットで花粉の散布量を知ることも大切です。
晴れて温かい日は花粉の散布量が多くなるので、こういった情報もチェックしながら外出するといいでしょう。
②花粉を家の中に入れない
花粉症対策には外出に気を付けることも大切ですが、家の中だからといって安心はできません。
玄関を開けるときや換気をするとき、そしてパパやママの服に付いた花粉が家の中に入ってくることがあるからです。
家の中でも花粉症の症状が出るのは、外出のときに花粉に接したことだけでなく、家の中にいる花粉が原因ということも起こりえます。
家の中に花粉を入れないようにすることで、我が子が花粉と接するのを防ぐことができます。
花粉を家の中に入れないようにするには、換気の時間に気を付けてください。
午前中は比較的花粉の散布量が少ないので、換気は朝一にするといいでしょう。
また、空気清浄機を使って室内の空気を綺麗にするという方法もありますよ。
③赤ちゃんに触れるものに花粉をつけない
花粉症のシーズンに悩ましいのが洗濯ものではないでしょうか。
外に洗濯物を干すと、服やタオルなどに花粉が付いてしまいます。
その花粉の付いた服を着たり、タオルを使ったりすることで家の中でも花粉に触れることになるのです。
赤ちゃんの肌に触れる服やタオルなどは、できるだけ毎日洗濯してあげたいところ。
シーツも清潔な状態にしておきたいですよね。
ですので、この時期に洗濯物を部屋干しにしたり、乾燥機で乾かしたりすることで、花粉を家の中に入れるのを防げます。
赤ちゃんに触れるものに花粉を付けないようにすれば、花粉症対策ができますよ。
④乾燥から赤ちゃんを守る
花粉症対策には、乾燥させないことも大切です。粘膜が乾燥すると、花粉と戦う力が弱くなってしまいます。
冬の乾燥する時期に風邪予防で加湿器を使う人も多いでしょう。
それと同じように、花粉症対策でも加湿器を使うことをおすすめします。
家の中にも花粉は入りこみますが、乾燥しているとその花粉がフワフワと浮いている状態になります。
そうすると赤ちゃんが花粉を吸いこむことになりますね。加湿をすることで、家の中で花粉が飛ぶのを防ぐことができますよ。
先ほども、換気できないかわりに空気清浄機を使うことを説明しましたが、加湿機能付きの空気清浄機もあるので、こういったものを上手く使うことで花粉から赤ちゃんを守ることができるでしょう。
今回は赤ちゃんに優しい花粉症対策をご紹介しました。
赤ちゃんが花粉に接するのを減らすことで、花粉症を防ぐことができます。
冬から春生まれのべビママさんは、ぜひ一足早く花粉症対策をしてくださいね。